抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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液体中の一部に粒子が懸濁している場合,粒子は自由に集団から逸脱できるのに,しばしば,懸濁粒子は液体中で集団性を持って運動する。本稿では,このような集団性がどのようなメカニズムで形成されるのかについて述べた。さらに,集団を縁取る境界面(濃度界面)を混和・不混和界面と対比させて集団性形成メカニズムについて考察した。液中微粒子の集団的沈降について述べ,懸濁粒子によって形成される濃度界面の解像度の大きさが粒子の集団性および,沈降速度に関係していることを示した。視覚的に「液体っぽい」と観る際は懸濁粒子は1つの液体のように,逆に界面が不明瞭で「粒子ぽい」と感じる際は粒子は個別的に運動していることが観察されることを,興味深い現象として紹介した。