抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿は,沼津高専における油空圧教育の授業計画と成績評価を紹介し,座学と実験の観点から油空圧工学教育の現状と課題について解説した。油空圧工学の先行科目として,水力学のシラバス(授業計画)を説明した。次に学生の到達レベルを見る達成度判断基準としてルーブリックを説明した。沼津高専においては,油空圧工学を,熱流体で習得した知識を,流体機器の設計・製造並びに使用に適用できることが必要であるとして,5年生の選択科目として,開講している。油空圧工学教育のシラバスを説明した。次いで,5年生の機械工学実験の中の一つとして実施している「油空圧工学基礎実験」を説明した。この実験では空気圧シリンダおよび油圧シリンダの速度制御回路のシミュレーション実験,実回路の動作確認を行っている。実験の最終段階ではレポートを提出させ,これに基づき,実験方法,実験装置などの改良点を題目としてグループデスカッションを行う。指導教官は評価シートを用いて,このデスカッションを通じて教育成果を評価する。今後の課題として,油空圧工学実験と制御工学実験を組み合わせた実験テーマに発展させる必要性を述べた。