デング熱血清型1ウイルスエンベロープ蛋白質ドメインIIIのための中和抗体の産生と特性化【Powered by NICT】

Lin Yaying; Ding Xixia; Zhu Wei; Chen Yue; Pan Yuxian; Hao Wei; Di Biao; Wen Kun

文献

J-GLOBAL ID：201602215629641010 整理番号：15A1251795

デング熱血清型1ウイルスエンベロープ蛋白質ドメインIIIのための中和抗体の産生と特性化【Powered by NICT】

Production and characterization of neutralizing antibodies for dengue serotype 1 virus envelope protein domain III

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資料名：
巻： 31 号： 8 ページ： 706-711 発行年： 2015年
JST資料番号： C2408A ISSN： 1000-8861 CODEN： MIZAED 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：中国 (CHN) 言語：中国語 (ZH)

デングウイルス1エンベロープ蛋白質ドメインIII(DENV-1 EDIII)は,ワクチンの開発のための可能性を持つ免疫原性蛋白質である。本研究では,DENV-1ED IIIに対するモノクローナル抗体を生産し,その血清型特異性,対応するエピトープと中和活性を特性化することを目的とした。Balb/cマウスは組換DENV-1ED III蛋白質を用いて免疫した。免疫したマウス由来の脾臓細胞は骨髄腫細胞NS-1と融合させてハイブリドーマ細胞株,抗DENV-1ED III蛋白質抗体を分泌するを生成した。酵素-結合免疫吸着検定法(ELISA),免疫蛍光アッセイ(IFA)及びウェスタンブロット分析により,これらの抗体の特異性を同定した。DENV-1のED IIIに対するMAbのDENV-1,2~3 4中性化効率はプラーク減少中和試験(PRNT)によって特性化した。MAbの異なる結合エピトープは固定化抗原として組換えDENV-1ED IIIを用いた競合ELISAにより測定した。MAbを安定に作製する28ハイブリドーマ細胞株を確立し,IgG1アイソタイプの24株,IgG2aアイソタイプの2株,IgG2bアイソタイプの2株を含んでいた。それらの中で,13種類のMAbはELISAとウェスタンブロット法におけるDENV-1E蛋白質とのみ反応またはIFAアッセイ,9MAbはELISAとウェスタンブロットまたはIFAアッセイにおいて4DENV血清型と排他的に反応した。残りの6のMAbは四DENV血清型と交差反応性の種々のパターンを示した。28種類のMAbはDENV-1ED III蛋白質の少なくとも五つの異なるエピトープに結合した,そのうち27MAbはDENV感染性を中和できた。まとめると,DENV-1ED III蛋白質に特異的な中和モノクローナル抗体の確立に成功した,これはDENV-1ED IIIの構造及び機能研究のための優れたツールを提供し,デング熱ウイルスに対するワクチンおよび治療抗体の開発に役立つであろう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】

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抗原・抗体・補体の生産と応用 , 免疫反応一般

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