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J-GLOBAL ID：201602215684487403   整理番号：16A0021747

ゼアキサンチン光非依存型エネルギー消光と代替的電子シンクは,春期の常緑針葉樹における光化学反射指数(PRI)と光合成との関係のデカップリングを引き起こす

Zeaxanthin-independent energy quenching and alternative electron sinks cause a decoupling of the relationship between the photochemical reflectance index (PRI) and photosynthesis in an evergreen conifer during spring

著者 (10件)： FRECHETTE Emmanuelle (Univ. Toronto at Mississauga, ON, CAN) ,  FRECHETTE Emmanuelle (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  WONG Christopher Y.S. (Univ. Toronto at Mississauga, ON, CAN) ,  WONG Christopher Y.S. (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  JUNKER Laura Verena (Univ. Toronto at Mississauga, ON, CAN) ,  JUNKER Laura Verena (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  CHANG Christine Yao-Yun (Univ. Toronto at Mississauga, ON, CAN) ,  CHANG Christine Yao-Yun (Univ. Toronto, ON, CAN) ,  ENSMINGER Ingo (Univ. Toronto at Mississauga, ON, CAN) ,  ENSMINGER Ingo (Univ. Toronto, ON, CAN)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 66  号： 22  ページ： 7309-7323  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 常緑針葉樹では,光合成が冬期に下方調節され,春期に回復することは,葉緑体の再構成とエネルギー消光メカニズムの調整によるものであるが,こうした生物季節的変化はリモートセンシングによる検出が不可能であった。本研究では,常緑針葉樹ストローブマツ(Pinus strobus)を供試して,春期における光合成とエネルギー消光の回復が光化学反射指数(PRI)によってモニターできるかどうかを評価した。その結果,光合成とPRIとの関係について,早春期におけるデカップリングが認められた。これは,PRIの制御要因である光合成の回復時期などの差異に起因していた。また,PRIでは検出できないゼアキサンチン光非依存型の非光化学的消光メカニズムは,PRIと光利用効率との関係の早春期デカップリングに寄与することが明らかにされた。こうした結果から,PRIでは検出できないメカニズムには,光化学系Iの電子伝達系が関与していると示唆された。

シソーラス用語： *針葉樹 ,  マツ属 ,  *光合成 ,  消光 ,  光化学系II ,  *指数 ,  気候変動 ,  植物色素
準シソーラス用語： Pinus strobus ,  キサントフィルサイクル ,  ストローブマツ ,  気候変化 ,  *光化学反射指数 ,  光利用効率 ,  非光化学的消光

分類 (3件)： 光合成  (EB10020I) ,  植物の生化学  (EH01050J) ,  森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (13件)： ゼアキサンチン ,  非依存 ,  エネルギー ,  消光 ,  代替 ,  電子 ,  シンク ,  春期 ,  針葉樹 ,  光化学 ,  指数 ,  光合成 ,  デカップリング