文献
J-GLOBAL ID:201602215814109279   整理番号:16A0135937

半導体型積算線量計による環境放射能の測定(その1)-従来測定法との比較による可能性評価-

Measurement of environmental radioactivity using a cumulative gamma radiation dosimeter (1); A capability study
著者 (5件):
資料名:
号: O14002  ページ: 25P  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: F1611A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故において,131I,134Cs,137Csを中心とする大量の放射性物質が環境中に拡散した。放射性物質が降下した面積のうち,森林の占める割合は非常に高い(福島県:41%)ため,森林内における放射性物質の移動や循環を把握するとともに,その動態を予測する必要がある。そのため簡易簡易測定手法の開発が望まれているが,本稿では,事故由来の放射性Csが沈着したサクラとスギの樹体を対象として半導体型積算線量計による線量率等の測定を行い,以下の点を明らかにした;(1)0.08μSv/hのバックグラウンド(BG)放射線量率の室内で,採取したサクラ切断枝を測定した。検証の結果,樹体の遮蔽効果を仮定した補正を行うことにより,従来手法(GMサーベイメータ,NaIサーベイメータ)と同等のBGとの差分の有意性,及び採取地区間の有意差が確認できた。また,放射性Cs濃度とも相関(r=0.59)が認められた。(2)0.24μSv/hのBG放射線量率の自然環境の下で,生育中のスギ立木を測定した。検証の結果,樹体の遮蔽効果を仮定した補正によりBGとの差分の有意性が認められた。一方,機器内汚染分布等の影響を受けて,放射性Cs濃度との相関は低下した(r=0.28~0.39)。以上により,積算線量計による環境中での樹体等からの放射能弁別・汚染度推定は可能であるが,樹体の遮蔽効果等を踏まえた適切な補正が必要であることが明らかになった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境の汚染及び防止 
引用文献 (40件):
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る