抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水道水中ジチオカルバメート系農薬(ジネブ,ジラム,チウラム,プロピネブ,ポリカーバメート,マンゼブ(マンコゼブ)およびマンネブ)の分析法としてヨウ化メチルでメチル化し,誘導体化物をGC/MSを用いて測定する方法を検討した。前処理条件を検討した結果,誘導体化率が15%未満の化合物もあり,標準溶液も試料と同様に誘導体化する必要があることがわかった。分析法の精度を確認するために水道水と河川水を用いて妥当性評価を実施した。目標値の1/10添加濃度において,真度の目標(70~120%)と,併行精度の目標(<25%)を満たした。また,プロピネブは,目標値の1/100添加濃度において,真度の目標(70~120%)と,併行精度の目標(<30%)を満たした。完成した分析法を用いて大阪府内の水道水源および浄水場の実態調査を行ったところ,すべての試料において定量下限値未満であった。(著者抄録)