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J-GLOBAL ID：201602215937547440   整理番号：16A0309752

溶融CaCl₂-CaOとZrO₂固体電解質を用いたCO₂ガス分解に与えるガス導入管の影響

Influence of Gas Injection Pipe on CO₂ Decomposition by CaCl₂-Ca0 Molten Salt and ZrO₂ Solid Electrolysis

著者 (7件)： 小澤純仁 (JFEスチール スチール研) ,  松野英寿 (JFEスチール スチール研) ,  藤林晃夫 (JFEスチール スチール研) ,  内山拓也 (北大 大学院工学院) ,  若松貴文 (北大 大学院工学院) ,  坂口紀史 (北大 大学院工学研究院) ,  鈴木亮輔 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 鉄と鋼
巻： 102  号： 4  ページ： 219-225  発行年： 2016年04月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： CO₂排出削減は,鉄鋼生産にとって重要な課題である。二酸化炭素を効率良く炭素と酸素に分解出来れば,資源としてリサイクルできる。これまでの研究で,溶融の電解とZrO₂固体電解質を用いるCO₂ガスの分解などの提案が行われた。そこで本研究では,溶融CaCl₂-CaOを用いたCO₂分解におけるガス導入管の影響を解明するために,水モデル実験とホットモデル実験を行った。1)水モデル実験において,ガス吹込みパイプの濡れ性が良い状態では,吹き込まれたCO₂-Ar混合ガスは,吹込み部からガスは離脱し,気泡形状であった。一方,濡れ性が悪い場合は,吹き込まれたガスは,吹込みパイプ表面に強く付着し,その表面を覆うように上昇した。2)溶融CaCl₂-CaOの電解によるCO₂分解の効率向上に対して,溶融塩中のCO₂の気泡径を小さくすること,すなわち,単位体積当たりの比表面積を大きくすることは有効であった。などの知見を得た。

シソーラス用語： *製鉄所 ,  高炉操業 ,  *二酸化炭素 ,  炭素 ,  酸素 ,  *分解反応 ,  *電解 ,  廃熱 ,  再生エネルギー ,  水モデル ,  管 ,  吹込 ,  比表面積 ,  融解塩 ,  塩化カルシウム ,  酸化カルシウム ,  固体電解質 ,  酸化ジルコニウム ,  硫酸塩 ,  *排ガス処理 ,  リサイクル
準シソーラス用語： 反応効率 ,  二酸化炭素排出量削減

分類 (2件)： 鉄鋼製造一般  (WD01010X) ,  排ガス処理  (WA01084D)

タイトルに関連する用語 (8件)： 溶融 ,  CaCl2 ,  CaO ,  ZrO2 ,  固体電解質 ,  CO2ガス ,  分解 ,  ガス導入管