文献

J-GLOBAL ID：201602215960944221   整理番号：16A1031220

キネシン-1のすべり運動アッセイにおける速度ゆらぎは,モーターの装着幾何構造に由来する

Velocity Fluctuations in Kinesin-1 Gliding Motility Assays Originate in Motor Attachment Geometry Variations

著者 (8件)： PALACCI Henri (Columbia Univ., New York, USA) ,  IDAN Ofer (Columbia Univ., New York, USA) ,  ARMSTRONG Megan J. (Columbia Univ., New York, USA) ,  AGARWAL Ashutosh (Columbia Univ., New York, USA) ,  AGARWAL Ashutosh (Univ. Miami, Florida, USA) ,  NITTA Takahiro (Columbia Univ., New York, USA) ,  NITTA Takahiro (Gifu Univ., Gifu, JPN) ,  HESS Henry (Columbia Univ., New York, USA)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 32  号： 31  ページ： 7943-7950  発行年： 2016年08月09日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モーター蛋白質の集合的挙動に対するモデル系として,数百個の表面付着モーターがアクチンフィラメントや微小管のような1つの細胞骨格フィラメントを駆動するすべり運動アッセイ系を選んで研究を行った。フィラメント運動は蛍光顕微鏡を用いた観察が可能で,その結果すべり速度のゆらぎの存在が明らかとなった。このような速度ゆらぎは,すでにSekimotoおよびTawadaによりフィラメントを前進駆動させるモーターの線形アレイにおけるモーターの追加および除去から生ずる運動拡散係数によって定量化されている。この研究ではこれを発展させて,キネシンの頭部の拡散および微小管への結合のモデル計算により,モーター効率の不均一性を定量化した。その結果,運動拡散係数とモーター密度との比例係数を計算することが可能となった。得られた比例係数の計算値は,実験による測定値とよく一致した。

シソーラス用語： *モータータンパク質 ,  *微小管関連タンパク質 ,  *滑り速度 ,  *ゆらぎ ,  フィラメント ,  駆動 ,  拡散係数 ,  *キネシン1

分類 (2件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (6件)： キネシン-1 ,  すべり運動 ,  アッセイ ,  ゆらぎ ,  モーター ,  幾何構造