抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地震活動の実際の状況に基づいて,短期間での次の地震の発生確率を評価する方法を提案する。特定の場所において,あるマグニチュード以上の地震の再来間隔を調べた。地震が完全にランダムに発生している場合には,この時間間隔の分布は,指数分布を呈することになる。ところが,実際の発生時間の間隔分布は,相対的に短い時間帯で指数分布よりも突出しており,それを過ぎると指数分布で近似できることが分かった。すなわち,短期的には続発性を示し,それは余震のせいであると考えることができる。結果的に,全体の分布を例えば,べき乗分布と指数分布とを組み合わせた分布関数で近似することが可能である。この分布関数をf(t)とすると,地震発生後,一定日数(N日)を経過した後,M日以内に同様の地震が発生する確率をt=NからN+Mまでのf(t)の積分値をt=Nから無限大までの積分値で割ることで評価することができる。