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J-GLOBAL ID:201602216201232774   整理番号:16A1348579

2型糖尿病において結合組織成長因子の抑制はピオグリタゾンよりシタグリプチンの腎保護効果に介在する

Suppression of connective tissue growth factor mediates the renoprotective effect of Sitagliptin rather than Pioglitazone in type 2 diabetes mellitus
著者 (4件):
資料名:
巻: 153  ページ: 180-187  発行年: 2016年05月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:糖尿病性腎症(DN)は腎疾患末期に最も多く起こり,従い腎微小血管疾患を改善する抗糖尿病薬の性能は血糖を制御する性能と同様に重要であろう。したがって,著者らは2型糖尿病ラットモデルで抗糖尿病薬のシタグリプチンとピオグリタゾンに関しメトホルミン/エナラプリル併用に対する腎保護作用を調べた。方法:雄Wistarラットが無作為に正常対照または糖尿病に分けられた。2型糖尿病の誘導は2週間の高脂肪食の最初に低用量のストレプトゾトシン(35mg/kg)の腹腔内投与でなされた。高血糖動物は次の4群に分けられた:無処理糖尿病,シタグリプチン(10mg/kg),ピオグリタゾン(10mg/kg)とメトホルミン/エナラプリル(それぞれ500,10mg/kg)処理。6週間後,絶食時血糖,血漿インスリン,β細胞機能,インスリン抵抗性,血清脂質,尿素&クレアチニン,アルブミン尿,腎重量,腎酸化ストレス,血漿結合組織成長因子(CTGF)と腎組織が評価された。結果:シタグリプチンは微小アルブミン尿,尿素&クレアチニン,腎トロピズム,酸化ストレスとCTGFをメトホルミン/エナラプリル群と同レベルまで低下させた。それはさらに腎組織を正常に近いままで維持した。ピオグリタゾン投与は尿素,クレアチニン,腎トロピズムと酸化ストレスを減じたが,それは腎の病理変化を改善せず,CTCFを有意に変化させなかった。結論:2型糖尿病における早期のシタグリプチン投与はメトホルミン/エナラプリルと同等に腎機能と構造変化を改善した。さらにシタグリプチンはピオグリタゾンより良好な腎保護作用をもち,これは恐らく糖尿病の腎障害に介在する重要因子のCTGFの抑制作用に起因するであろう。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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泌尿生殖器の基礎医学  ,  代謝異常・栄養性疾患一般  ,  糖質代謝作用薬の基礎研究 
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