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J-GLOBAL ID:201602216221742206   整理番号:16A0107492

心的外傷後ストレス障害のある退役軍人における増加した海馬ミエリン量の予備的証拠

Preliminary Evidence of Increased Hippocampal Myelin Content in Veterans with Posttraumatic Stress Disorder
著者 (9件):
資料名:
巻: 2015  号: Dec  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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近年の知見は,オリゴデンドロサイトによる中枢神経でのミエリン形成が経験により修飾される連続プロセスであることを提示する。例えば,最新の報告は,不動化ストレスが成体ラット海馬の歯状回でオリゴデンドロ新生を増加させたことを示した。ミエリン化の変化が可塑性の他の形態(すなわち神経新生)よりも成体脳で大きく達成される脳可塑性の適応形態を示すことから,この「実証実験」研究の目的は,心的外傷後ストレス障害(PTSD)罹患者および非罹患者の海馬でのミエリン化が異なるのかどうかを検討することである。著者らは,PTSDに罹患した男性退役軍人の19名およびマッチングさせたPTSDではない外傷曝露の男性退役軍人19名(43±12歳)における海馬ミエリン化の程度を推定するために,T1強調/T2強調磁気共鳴画像(MRI)強度の比率を用いた。著者らは,PTSD罹患退役軍人が,外傷曝露対照よりも有意に多い海馬ミエリンを有することを見出した。また海馬ミエリン化推定値とPTSDおよび抑鬱症状の重症度との間に正の相関が確認された。著者らの知る限り,これはPTSDを有するヒトの海馬ミエリン化を検討した初めての研究である。これらの結果は,ストレスに対する脆弱性に関連した脳異常の基盤を成す潜在的なメカニズムとしての,ストレス誘発性海馬ミエリン形成に対する予備的な証拠を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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精神科の基礎医学  ,  中枢神経系  ,  蛋白質・ペプチド一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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