抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,騒音が原因となった問題が増加してきており,騒音を可視化した騒音マップというものが作られている。現在作られている騒音マップのほとんどが物理的な騒音の大きさをもとに作成されている。しかし,音の感じ方は様々な要因によりばらつきがあることが知られている。そのため,騒音データから有益な情報を示すためには,単なる物理量を可視化するのではなく,人間のもつ感覚を考慮した可視化が必要になる。本研究では,物理量である等価騒音レベルに追加情報を与えることで,収録者が主観的に感じている5段階の騒音度合い(騒音評価値)を推定する方式について研究している。本報告では,追加情報として収録者を表すID,収録場所,音源の種類を用いた騒音評価値の推定実験をおこなう。推定実験では,Support Vector Machine(SVM)を用いて騒音評価値を推定し,それぞれの騒音評価値に対する推定性能をF-measureにより評価した。実験の結果,騒音評価値1(とても静か)の推定には音源の種類が有効であった。また,複数の特徴量を組み合わせて推定に用いることで,それぞれの特徴量のみでは推定不可であったり推定精度が悪かった値について推定精度の向上が確認できた。(著者抄録)