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J-GLOBAL ID：201602216471402559   整理番号：16A0199305

暗黒物質ハローの分布における速度バイアス

Velocity bias in the distribution of dark matter halos

著者 (4件)： BALDAUF Tobias (Inst. Advanced Study, New Jersey, USA) ,  DESJACQUES Vincent (Univ. Geneve, Geneve, CHE) ,  SELJAK Uros (Univ. California, California, USA) ,  SELJAK Uros (Lawrence Berkeley National Lab., California, USA)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 12,Pt.A  ページ： 123507.1-123507.9  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なるトレーサーで観測された大規模構造の異なるクラスタリング振幅を成功裏に説明する局所バイアス模型の1つの拡張であるピーク模型に焦点を当てた。この模型は,時間的に変化しない定数の線形な統計的ハロー速度バイアスを予言する。しかしながら,このような効果の証拠はN体シミュレーションには存在しない。さらに,バイアスの時間進化の計算に広汎に使われる暗黒物質とハローの共進化に対する連立流体近似では,任意の初期速度バイアスは急速に零に崩壊することが予言され,ピーク模型からの予言とは矛盾する。この論文では,大規模構造のバイアストレーサーに作用する重力がそれ自体バイアスしていると考えた。その結果,パワースペクトルのような相関子を計算するときには,2流体近似を有効/平均場量を表わすものとして解釈すべきで,それゆえ運動量保存をそれに従って修正しなければならないことを示した。どのようにオイラー方程式が修正されるかを説明し,新しい2流体近似によって,初期条件に存在する任意の統計的速度バイアスが時間的に一定になることを示し,ピーク模型と一致することを示した。N体シミュレーションにおいて,保存ハロー母集団の進化を調べることによりこの予言をテストした。その結果,ハロー密度と速度統計量はピーク模型のはっきりとした特徴を示すことを確立し,それらの時間進化は,標準的方法で期待される急速な崩壊と矛盾することを初めて示した。

シソーラス用語： 暗黒物質 ,  *計算機シミュレーション ,  天体力学 ,  流体力学
準シソーラス用語： N体シミュレーション ,  *暗黒物資ハロー ,  宇宙の大規模構造 ,  *宇宙流体力学

分類 (2件)： 宇宙論  (DB07000D) ,  流体動力学一般  (BC02010G)

タイトルに関連する用語 (3件)： 暗黒物質 ,  ハロー ,  分布