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J-GLOBAL ID：201602216471550183   整理番号：16A0246300

一分子中に複数のグアニジウム塩を持つ相間移動触媒の合成

Synthesis of a phase transfer catalyst with the guanidinium salts plurality in one molecule

著者 (1件)： 田中里美 (東京電機大)
資料名： 東京電機大学総合研究所年報  (Annual Report. Research Institute for Science and Technology, Tokyo Denki University)
号： 34  ページ： 33-36  発行年： 2015年07月15日 
JST資料番号： L0877A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 相間移動触媒は,水溶液中,常温,常圧,開放系で反応が行えるため,きわめて工業化しやすい反応システムとして,グリーンケミストリーの観点から期待されている。また,高騰の金属触媒等を使用せず不均一系で行なえる点からその利用範囲は不斉合成までに至っている。今回,相間移動触媒の再利用化の簡略を目的に触媒の高分子化を目指し,触媒の母核であるグアニジン骨格を一分子中に2つ持つ化合物1,4-diPMeGI-butane,1,5-diPMeGI-pentane,1,6-diPMeGI-hexane,1,10-diPMeGI-decaneを合成した。1,4-diPMeGI-butaneらは粘性液体で得られ,アミノ基水素のアルキル化反応において相間移動触媒能を示したが,反応は第3相を形成する複雑な不均一系で進行し,その反応機構は錯綜した。(著者抄録)

シソーラス用語： *イミド ,  *シアナミド ,  *相間移動触媒 ,  グリーンケミストリー ,  触媒 ,  アルキル化 ,  アミノ基 ,  触媒反応 ,  不均一系反応 ,  反応機構 ,  *触媒調製 ,  有機化合物 ,  高分子鎖 ,  ポリスチレン
準シソーラス用語： *グアニジン誘導体 ,  再利用可能触媒 ,  不均一系触媒反応 ,  有機触媒

分類 (2件)： 触媒の調製  (CB06110P) ,  脂肪族尿素・カルバミド酸・グアニジン  (CF03240W)

物質索引 (1件)： (ノナン-1,9-ジイル)ビス[メチル[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]アミニウム]・2ヨージド

タイトルに関連する用語 (2件)： 塩 ,  相間移動触媒