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J-GLOBAL ID：201602216509626740   整理番号：16A0149735

日本における温室での空気循環器の現状利用

Current Usage of Air Circulators in Greenhouses in Japan

著者 (1件)： KUROYANAGI Takeshi (Hillside Horticulture Res. Div., NARO Western Region Agricultural Res. Center)
資料名： JARQ  (JARQ)
巻： 50  号： 1  ページ： 7-12 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： Y0175A  ISSN： 0021-3551  CODEN： JARJA9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去10年において,空気循環器は日本において温室や高いトンネルで広く使われている。空気循環の主な目的は,温室空気の温度,湿度レベルおよび二酸化炭素濃度の均一性を提供することである。加えて,空気循環が暖房に必要とする燃料消費を減少するという推論と共に,空気循環が好湿性病害を防止するという経験的知識が栽培者の間で増加した。空気循環の利点はいまだ明らかでないが,いくつかの経験的立証が日本において園芸および工学的技術研究から得られている。本レビューで,これらの調査の結果を5つの側面に基づいて総括した。即ち循環器,微気候均一性,作物収量,好湿性病害の抑制および考えられる機構に関する性能指標である。温室と高いトンネル用の空気循環装置に関する実用的課題についても解説した。

シソーラス用語： 日本 ,  温室 ,  *空気循環 ,  燃料消費率 ,  微気候 ,  作物収量 ,  害虫防除 ,  施設栽培 ,  *温室栽培
準シソーラス用語： 害虫管理 ,  施設園芸

分類 (1件)： 作物栽培施設  (FB03040V)

引用文献 (23件)：

• Abiko, K & Ishii, M. (1986) Influence of temperature and humidity on the outbreak of tomato leaf mold. <i>Yasai Shikenjou Houkoku</i> (<i>Bulletin of the Vegetable and Ornamental Crops Research Station. Series</i>), <b>A.14</b>, 133-140 [In Japanese with English summary].
• ANSI (2000) Laboratory methods of testing air circulator fans for rating, ANSI/AMCA 230-99. Air Movement and Control Association International, Inc., Illinois, USA, pp.22.
• Baba, M. (2010) Air circulator. Nogyo Gijutsu Taikei (Survey of Agricultural Technology. Environment Control, Flower), 3, 546-549. [In Japanese].
• Elings, A. et al. (2007) The photosynthesis response of tomato to air circulation. Acta Horticulturae, 761, 77-84.
• Fernandez, J.E. & Bailey, B.J. (1994) The influence of fans on environmental conditions in greenhouses. <i>J. Agric. Eng. Res.</i>, <b>58</b>, 201-210.

タイトルに関連する用語 (4件)： 日本 ,  温室 ,  空気循環 ,  現状