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J-GLOBAL ID:201602216816616553   整理番号:16A1036798

質量分析計を用いたニトロシル硝酸ルテニウムからの四酸化ルテニウムの揮発機構の研究

Study on volatilization mechanism of ruthenium tetroxide from nitrosyl ruthenium nitrate by using mass spectrometer
著者 (5件):
資料名:
巻: 479  ページ: 123-129  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: D0148A  ISSN: 0022-3115  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高レベル液体廃棄物(HLLW)タンクの冷却機能不全事故では,ルテニウム(Ru)の挙動が注目されている。それは,HLLWの沸騰乾燥中にルテニウム(Ru)が揮発性の化学的形態に酸化され,放射性Ruの一部が環境に放出される可能性があるためである。この研究では,シミュレートされたHLLWに一般的に含まれる,硝酸(HNO3)に溶解したニトロシル硝酸ルテニウム(Ru(NO)(NO3)3を乾燥して723Kまで加熱し,発生したガスを質量分析計に導入した。よく知られている揮発性種である四酸化ルテニウム(RuO4)は390K~500Kの温度範囲で検出され,ピークトップは約440Kであった。HNO3,二酸化窒素(NO2),一酸化窒素(NO)などの様々なガスもまた,硝酸の蒸発および硝酸イオンの分解によって発生した。硝酸塩の分解が増加するにつれて,HNO3の蒸発は減少するのに対し,RuO4のイオン電流は増加するようである。Ru(NO)(NO3)3だけでなく,硝酸イオンの余剰供給のために添加された硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O)も含むHNO3溶液からは,Ru(NO)(NO3)3のみを含むHNO3溶液からのものと比較して,より多くのRuO4の揮発が観察された。これらの実験結果は,RuがHNO3と同様に硝酸イオンによって酸化されRuO4を形成し得ることを示唆している。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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核燃料再処理  ,  放射性廃棄物 

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