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J-GLOBAL ID:201602216868140763   整理番号:16A0209497

多環式芳香族炭化水素およびニトロ多環式芳香族炭化水素の環境挙動と毒性

Environmental Behaviors and Toxicities of Polycyclic Aromatic Hydrocarbons and Nitropolycyclic Aromatic Hydrocarbons
著者 (1件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 83-94 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: G0504A  ISSN: 0009-2363  CODEN: CPBTAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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浮遊粒子状物質(PM)を,1990年代後期にスタートして日本の4市で,2001年にスタートして中国,韓国およびロシアの5以上の主要都市でそして2004年にスタートして能登半島で採集した。9種の多環式芳香族炭化水素(PAHs)と8種のニトロ多環式芳香族炭化水素(NPAHs)を,それぞれ蛍光と化学ルミネセンス検出付HPLCによって測定した。PAHsとNPAHsの年間濃度は,季節変動(冬>夏)を伴って,中国>ロシア≫韓国=日本の潤であった。観察期間中日本の都市におけるPAHsとNPAHsの濃度は顕著に減少したが,しかし中国とロシアの都市ではPAH濃度の増加が認められた。PAHsとNPAHsの濃度は南中国よりも北中国でより高かった。冬の北西風とアジア大陸から日本まで吹く通年のジェット気流の主要経路にある能登半島では,その濃度は毎年冬に高く夏に低かった。クラスタ分析と後方流跡線解析の結果,PAHsとNPAHsは北東中国から長距離輸送され,そこでは石炭加熱ボイラーのような石炭燃焼システムがPAHsとNPAHsの主誘因と考えられた。東アジアにおけるPAHsとNPAHsの大気中濃度の劇的変化は,東アジアにおけるPM2.5汚染の急速な大きな変化を示唆する。PM2.5の有害健康影響を考えて,大気中のPAHsとNPAHsの連続モニターリングはこの地域に必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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炭素多環化合物一般  ,  芳香族単環ニトロ化合物・ニトロソ化合物  ,  ピランの縮合誘導体  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール 
引用文献 (63件):
  • 1) Rogge W. F., Hildemann L. M., Mazurek M. A., Cass G. R., Simoneit B. R., Environ. Sci. Technol., 27, 636-651 (1993).
  • 2) Arey J., Zielinska B., Atkinson R., Winer A. M., Ramdahl T., Pitts J. N. Jr., Atmos. Environ., 20, 2339-2345 (1986).
  • 3) IARC, “IARC Monographs on the Evaluation of the Carcinogenic Risks to Humans,” WHO, Geneva, 2014.
  • 4) Kizu R., Ishii K., Kobayashi J., Hashimoto T., Koh E., Namiki M., Hayakawa K., Mater. Sci. Eng. C, 12, 97-102 (2000).
  • 5) Hirose T., Morito K., Kizu R., Toriba A., Hayakawa K., Ogawa S., Inoue S., Muramatsu M., Masamune Y., J. Health Sci., 47, 552-558 (2001).
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タイトルに関連する用語 (4件):
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