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J-GLOBAL ID:201602216962615198   整理番号:16A0313879

アフガニスタンにおける畦間灌漑への最適灌漑水量の推定

Estimating Optimum Irrigation Discharge under Furrow Irrigation in Afghanistan
著者 (4件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 219-224  発行年: 2016年03月15日 
JST資料番号: G0291A  ISSN: 0375-9202  CODEN: TNDNA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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畦間灌漑とは,畑地で畦と畦の間に水を流して作物に水を補給する地表灌漑法の一つである。この方法は,スプリンクラーなどのような散水灌漑法とは異なり,加圧ポンプやパイプラインなどの施設が不要なため水があれば容易に導入ができる。そのため,世界の灌漑農地の75%以上に導入されている。一方,この灌漑法は,作物の根の分布するところにムラなく水を給水することがしばしば困難で,とくに作物の根群域よりさらに深部へ灌漑水が浸透し,多量の浸透ロスが発生することが最大の短所である。この浸透ロスを抑制するために,多くの研究が行われてきているが,圃場レベルでの地表灌漑における浸潤量分布を改善する技術はまだ十分確立されていないのが現状である。そこで,本研究では,灌漑水の無駄のない均一な浸潤分布になる給水量の決定法を提案し,さらにその手法をアフガニスタンのトマト畑に適用することを目的とした。まず,畦間に供給された水が地中にしみ込みながら地表流下する水収支式の積分方程式の解析解を用いて,現場で実施された水足試験から土壌の浸潤特性を表すインテーク定数を決定し,異なる給水量における水足の到達時間を計算した。次に,上流側の水口から畦間の末端部での浸潤分布がほぼ均一になる給水量の推定が可能であることを明らかにした。最後に,アフガニスタンのトマト畑で実施されている畦間灌漑において,現場水足試験で得られたデータから灌漑水の浸潤量分布がほぼ均一な適正給水量を適用効率を指標に決定した。その結果,現地で行われている灌漑法に比較して適用効率を約3%向上させることができること,さらに1haのトマト畑全体で1回の灌漑で5.1m3の節水が可能であることを明らかにした。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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農業土木  ,  野菜 
タイトルに関連する用語 (5件):
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