抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,超純水または界面活性剤を加えた水中に,最初に垂直方向距離を置いて設置された気泡対の運動が調査された。気泡運動は,2台の高速ビデオカメラにより計測された。実験装置は,水槽中に斜めに設置されたスリット付弾性管の内部に,外部スピーカから音圧を加え,スリットから気泡(半径0.274mm~0.656mm)を発生させた。静止液体中で,2気泡の間の相互作用に及ぼす,界面活性剤(ペンタノール,およびTriton X-100)の影響を実験で調べた。Re数は50~200の範囲であった。実験の結果,超純水または低濃度(5~100ppm)の1ペンタノールを混入させた系では,クリーンな気泡と同様な傾向を示すが,気泡合体は観測されなかった。クリーンな気泡では,先行気泡に追いついた気泡は,水平方向から接近するが,ペンタノールを混入した水中では,その濃度の増加に伴って接触角が増加した。Triton-X100を混入した水中では,相互作用も異なり,2気泡は90°(真下)方向からのみ接触した。