文献
J-GLOBAL ID:201602217001022764   整理番号:16A0277722

UV-B照射がラッカセイ葉の蛍光スペクトルおよび表皮の分光透過特性に及ぼす影響

Effect of UV-B Radiation on Fluorescence Spectra and Epidermal Optical Transmission Characteristics of Peanut Leaves
著者 (2件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 18-28 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: L1430A  ISSN: 1880-2028  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ラッカセイ葉に放射照度1.0 Wm-2のUV-Bを照射し,波長300 nmから440 nmまでの多波長励起により蛍光スペクトル変化を測定した.併行して,320 nmの励起により蛍光画像を撮影し,葉表面における蛍光分布の変化を調べた.440 nmで励起した際のクロロフィル蛍光強度(F685)を基準として,各励起波長におけるF685の相対強度(Sλ)を求め,Sλの変化から,葉上面表皮の相対分光透過率の変化率(ΔRTλ)を非破壊で見積った.UV-B照射によって短波長領域のΔRTλは大きく変化した.UV-B積算照射量(H)が約100 kJm-2を超えると,Hの増加に対してΔRTλは指数関数的に増加し,蛍光画像においては,主葉脈付近において,青色蛍光とクロロフィル蛍光が周囲より強く観察される斑点が出現した.特にクロロフィル蛍光の赤斑点は,Hの増加に伴って葉の周辺部にも広がった.モデルを立て検証した結果,ΔRTλの増加と赤斑点の増加は密接に関連している可能性があることがわかった.また,440 nmで励起した場合,F685と緑色蛍光F530の強度比であるF685/F530は,UV-B照射直後よりHに比例して単調に減少することがわかった.以上の現象は可視被害が発生する以前に観察されることから,本手法は,ラッカセイ葉に対するUV-Bの影響の早期検出と定量評価に有効であると考えられる.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物に対する影響 
引用文献 (26件):
  • 小林光智衣,藤川貴史,佐藤衛,久松完,神頭武嗣,山田真,石渡正紀.紫外光照射(UV-B)によるバラうどんこ病の発病抑制.植物防疫.68:53-57. 2014.
  • 岡田清嗣,岡久美子.UV-B照射によるナス科作物の病害防除.植物防疫.68:58-65. 2014.
  • 蓑原義和.UVの農水産分野への応用.照明学会誌.87:26-31. 1993.
  • 林伊津美,中根英昭,上窪哲郎.札幌,つくば,那覇におけるUVインデックストレンドに対するオゾン全量の影響.大気環境学会誌.50:27-34. 2015.
  • David O, Quijie D, Paul T, Hei L, Yong L, Shaobing P. UV-B effects on crop:Response of the irrigated rice ecosystem. J. Plant Physiol. 148:26-34. 1996.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る