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J-GLOBAL ID:201602217039683420   整理番号:16A0051094

刈り取り管理の変更が河川堤防草原のオニウシノケグサの被度と出現頻度に与えた影響

The effect of shifting mowing management on the coverage and frequency of Festuca arundinacea Schreb. in river embankment grassland
著者 (5件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 117-122  発行年: 2015年12月25日 
JST資料番号: L4302A  ISSN: 1342-2448  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1.東京都あきる野市の多摩川の河川堤防草原における9年間の植生変化を調べ,刈り取りの時期と回数の変更がオニウシノケグサに与えた効果について検討した。2.初夏から晩秋にかけて年3回から4回行われてきた刈り取り管理を年2回に変更するとともに,大部分の在来種が地表になくオニウシノケグサが優占する3月と10月に刈り取り管理の時期を変更した。3.その結果,オニウシノケグサはまず被度が減少し,その後出現頻度も低下した。9年目にはほぼ半数のコドラートで消滅し,出現コドラートでの平均被度が1%以下となった。一方,この間にススキの被度が増加し,9年目には平均被度が59.1%となり第1優占種となった。4.春先の刈り取り管理により地上部のバイオマスが除去されたダメージと,刈り取り回数が減少したために繁茂したススキなどとの競争による抑制効果によって,オニウシノケグサの被度と頻度が減少したと考えられた。刈り取り管理の時期と回数を工夫して継続することにより,オニウシノケグサを減少させること可能であることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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森林植物学 
引用文献 (26件):
  • 浅見佳世・赤松弘治・服部 保 1995.河川堤防植生の刈り取り管理に関する研究.ランドスケープ研究,58(5):125-128.
  • 浅見佳世・赤松弘治・服部 保・和田一範・嘉藤正一 1994a.河川堤防植生の管理に関する生態学的研究I.仁淀川の堤防植生におよぼす刈り取りの影響.人と自然,3:85-98.
  • 浅見佳世・赤松弘治・辻 秀之・服部 保 1994b.河川堤防植生の管理に関する生態学的研究III.那賀川の堤防植生におよぼす刈り取りの影響.人と自然,4:81-97.
  • Burns, J. C., Chamblee, D. S. & Giesbrecht, F. G. 2002. Defoliation intensity effects on season-long dry matter distribution and nutritive value of tall fescue. Crop Science, 42: 1274-1284.
  • 江崎次夫 1995.堤防のり面の植生とその管理.植調,29(5):199-209.
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