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J-GLOBAL ID：201602217252914566   整理番号：16A0459179

東日本大震災における借上げ仮設住宅「一般型」の供給実態に関する考察-福島県いわき市を事例に-

A Study on Actual Conditions of the Housing Supply of “the General Type” which is a part of the Housing Lease Program for Disaster Victims in the Great East-Japan Earthquake-Analysis based on the case in Iwaki city of Fukushima-

著者 (3件)： 小川美由紀 (大妻女大 社会情報) ,  西田奈保子 (福島大 行政政策学類) ,  松本暢子 (大妻女大 社会情報)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 51  号： 1  ページ： ROMBUNNO.VOL.51NO.1,86-93  発行年： 2016年04月25日 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,東日本大震災における借上げ仮設住宅「一般型」の供給実態に関して,福島県いわき市を事例として報告した。先ず,いわき市は,原発避難区域からの避難者を多数受け入れた一方,主として市内の地震・津波被災者に対し,「一般型」方式による借上げ仮設住宅の供給が県内でもっとも多く行われた地域であること等を報告した。次に,いわき市における「一般型」供給経緯の概要,その供給実態を報告した。更に,考察として,先行研究との比較にみる「一般型」の特徴を報告した。最後に,借上げ仮設住宅「一般型」の課題について,行政の多大な作業量,斡旋方針等を含めて,事前に非常時の対応方策を検討しておく必要があること,需要に対して提供可能な賃貸住宅の借上げによる供給は,早期に提供可能であることから主流となるものと考えられること,今後,斡旋作業等の経緯,斡旋方針の策定,費用対効果などについての検討が課題であること等を報告した。

シソーラス用語： 住宅 ,  *震災 ,  福島県 ,  賃貸住宅 ,  地震 ,  津波 ,  被災 ,  都市防災 ,  *仮設住宅 ,  *東日本大震災
準シソーラス用語： *応急仮設住宅 ,  *供給実態 ,  *民間賃貸住宅

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (12件)：

• 1)米野史健(2013)「岩手県の借り上げ仮設住宅における契約物件及び入居世帯の実態」『都市住宅学』83号、都市住宅学会
• 2)3)米野史健(2012)「既存の民間賃貸住宅を活用する借り上げ仮設住宅」『住宅』692号、日本住宅協会
• 4)津久井進・鳥井静夫(2013)「仮設住宅政策の新局面」『住まいを再生する』平山洋介・斎藤浩編著、岩波書店
• 5)9) 米野史健(2013)「東日本大震災における借り上げ仮設住宅の評価と課題-岩手県及び宮城県での入居状況を踏まえた中間的整理」『都市住宅学』81号、都市住宅学会
• 6)塩崎賢明(2013)「応急仮設住宅・みなし仮設住宅とその後」『都市問題』第104巻第3号、(公財)後藤・安田記念東京都市研究所

タイトルに関連する用語 (4件)： 東日本大震災 ,  借上げ仮設住宅 ,  福島 ,  いわき市