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J-GLOBAL ID：201602217500746374   整理番号：16A0307463

ALMA較正天体源方向での銀河系分子吸収線系の新しい検出

New detections of Galactic molecular absorption systems toward ALMA calibrator sources

著者 (7件)： ANDO Ryo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOHNO Kotaro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAMURA Yoichi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IZUMI Takuma (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  UMEHATA Hideki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  UMEHATA Hideki (European Southern Observatory, Garching, DEU) ,  NAGAI Hiroshi (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 68  号： 1  ページ： 6.1-6.11  発行年： 2016年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)のバンド3,6,7で,電波の強い4個のクエーサの方向に分子吸収線を検出したことを報告した。同クエーサはバンドパスおよび複素ゲイン較正天体として観測されたものである。この分子吸収線系,その内の三つは新しく検出されたものであるが,は銀河系起源であることが分かった。更に,二つの天体の方向にHCO吸収線を検出したが,それらは銀河系拡散媒質におけるHCO吸収サンプルの数のほぼ2倍である。加えて,HCO対H¹³CO⁺柱密度比が高いことが分かり,二つの較正天体の方向に観測された星間媒質(ISM)が光解離領域にあることを示唆しているが,このことは紫外(UV)放射によって駆動された希薄なISMの化学を実験的に例証するものである。これらの結果は,新しい吸収線系の探索とISMの化学の性質の詳細な研究にとってALMAアーカイブの較正天体が潜在的な源であることを実証するものである。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 干渉計 ,  電波望遠鏡 ,  吸収スペクトル ,  *星間ガス ,  星間物質 ,  光解離 ,  天体 ,  ラジオ波スペクトル ,  密度 ,  星間分子 ,  クェーサー ,  アシルラジカル
準シソーラス用語： *アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 ,  *分子吸収線系 ,  星間媒質 ,  較正天体 ,  基準光源 ,  電波スペクトル ,  柱密度

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

物質索引 (1件)： ホルミルラジカル

引用文献 (37件)：

• Combes, F. 2008, Ap&SS, 313, 321
• Curran, S. J., et al. 2011, MNRAS, 416, 2143
• Dickey, J. M., Kulkarni, S. R., van Gorkom, J. H., & Heiles, C. E. 1983, ApJS, 53, 591
• Draine, B. T. 2011, Physics of the interstellar and intergalactic medium (Princeton: Princeton University Press), ch.1
• Espada, D., et al. 2010, ApJ, 720, 666

タイトルに関連する用語 (6件)： ALMA ,  較正 ,  天体 ,  銀河系 ,  分子 ,  吸収線