抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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群ロボットにおける位置推定問題として,群ロボットが正三角形を形成する場合,ロボット間の通信損失にも拘わらず,失われた情報を計算量負荷を抑えつつ外挿手法により推定し,有限の時間ステップで目標とする正三角形に収束させる方法を検討した。外挿手法としてロボットの指数関数的な収束特性に着目して,指数関数を用いた指数外挿(EE:Exponential Extrapolation)と拡張型指数外挿(EEE:Extended EE)を提案した。しかし,両者とも推定精度に限界があり,変化率の小さな領域での応答性を高めるために指数関数に1次式を加えた新たな対応する外挿式EEF(EE with First-degree polynomial function)およびEEEFを提案し,その有効性を検討した。Cramer-Raoの下界式を用いた推定精度の理論的限界値と今回提案した4つの外挿式により計算した推定精度とをシミュレーションにより比較した。その結果,EEFやEEEFは通信損失が存在する環境での群ロボットの位置推定手法として有効であることが分かった。