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J-GLOBAL ID：201602217801579929   整理番号：16A0363555

芝生と土グラウンドの環境の違いが生理学的応答に及ぼす影響

The influence of a turf versus soil playground environment on physiological indicators

著者 (7件)： 朝野聡 (杏林大 保健) ,  堀川浩之 (昭和大 富士吉田教育) ,  福長一義 (杏林大 保健) ,  大貫雅也 (杏林大 保健) ,  小林杏奈 (杏林大 保健) ,  小林千史 (杏林大 保健) ,  田島治 (杏林大 保健)
資料名： 芝草研究  (Journal of Japanese Society of Turfgrass Science)
巻： 44  号： 2  ページ： 142-147  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： Y0866A  ISSN： 0285-8800  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 教育やスポーツ環境としての校庭芝生化の効果を考えるための基礎資料を得ることを目的として,芝生グラウンドと土グラウンドの異なる2つの環境下に滞在時の生体の反応を生理学的な指標,特に唾液アミラーゼや脳血流の変化に着目して比較を試みた。6名の被験者に対し2つのグランドの環境下でアイマスクを装着して視覚を遮断したのち芝生あるいは土表面を注視しながら安静状態で測定を行った。芝生グラウンドでの各部位での血流の増加は前頭前野が活性化されたことを示すものと考えることができる。そしてその部位はどちらかといえば左側優位に前頭前野が活性化されていた傾向も観察されポジティブな感情が喚起された可能性が示唆された。

シソーラス用語： *土地 ,  *反応 ,  α-アミラーゼ ,  脳血流 ,  近赤外分光分析 ,  住環境 ,  芝草 ,  ヒト
準シソーラス用語： NIRS ,  ストレス緩和 ,  校庭 ,  *芝生 ,  生活環境 ,  *生体反応 ,  *生理的反応 ,  唾液アミラーゼ

分類 (1件)： 造園植物  (FC03080Q)

引用文献 (20件)：

• 朴範鎭・恒次祐子・森川岳・香川隆英・李宙営・池井晴美・宋チョロン・宮崎良文(2014):宿泊型森林セラピーにおける森林歩行がもたらす生理的・主観的リラックス効果,日本衛生学会誌 69,98-103
• 藤崎健一郎(2006):人は芝生を育て,芝生は人を育てる-校庭芝生化の方法と効用,スクールアメニティ 19(11),36-39
• 福田正人・須田真史・青山義之・武井雄一・佐藤利正・亀山正樹・成田耕介・上原徹・三國雅彦(2008):NIRSの神経生理学的基礎,臨床精神医 37(10),1283-1294
• 灰田宗孝(2005):NIRS(信号変化の原理と臨床応用),脳循環代謝 17:1-10
• 芳賀三紀子・小口江美子・浅野和仁(2013):異なる香りによる脳内酸化ヘモグロビン濃度および気分への影響,昭和大学保健医療学雑誌 (11),68-79

タイトルに関連する用語 (6件)： 芝生 ,  土 ,  グラウンド ,  環境 ,  生理学 ,  応答