文献
J-GLOBAL ID:201602217945306935   整理番号:16A0259936

琵琶湖における難分解性有機物の起源:発生源における生分解試験とボックスモデルによる推計

The Source of Refractory Organic Matters in Lake Biwa: Estimation by Biodegradation Assay in Generation Sources and Box Model
著者 (5件):
資料名:
巻: 39  号:ページ: 17-28 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0148A  ISSN: 1881-3690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
琵琶湖ではBODとCODの濃度の経年変化に乖離が見られていることから, 難分解性有機物の増加が懸念されている。本研究では, 各種発生源からの排水と湖水の採取を行い, CODとTOCの測定およびそれらの生分解試験を実施することで, 琵琶湖流域における発生 (流入) 負荷量および内部生産量を算出し, ボックスモデルを用いて難分解性有機物の起源およびその増加原因を推定した。その結果, 陸域における有機物の発生負荷は主に生活系および産業系の対策等により削減されてきたが, 削減に寄与してきたのは主に易分解性の画分であったことが明らかになった。モデルを用いた起源推定の結果, 難分解性有機物の起源としては内部生産由来が卓越したが, そのうち溶存態成分について見ると陸域由来と内部生産由来で同程度の比率になった。この増加原因について考察したところ, 主に内部生産量の変化が原因で増加してきた可能性が高いと考えられた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
湖沼汚濁  ,  生態系  ,  微生物に対する影響  ,  植物に対する影響 
引用文献 (35件):
  • 1) 社団法人日本水環境学会編, 2009. 日本の水環境行政 (改訂版) . ぎょうせい, 東京.
  • 2) 環境省水・大気環境局, 2014. 平成25年度公共用水域水質測定結果. URL. http://www.env.go.jp/water/suiiki/ (2015年4月時点) .
  • 3) 岡本高弘, 佐藤祐一, 早川和秀, 一瀬諭, 2012. 水質汚濁メカニズムの解明に関する政策課題研究-難分解性を考慮した琵琶湖における有機物の現状と課題-. 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター試験研究報告書 7, 87-102.
  • 4) 岡本高弘, 早川和秀, 2011. 琵琶湖における溶存有機物の現状と課題. 水環境学会誌 34 (A) , 151-157.
  • 5) 今井章雄, 福島武彦, 松重一夫, 井上隆信, 石橋敏昌, 1998. 琵琶湖湖水および流入河川水中の溶存有機物の分画. 陸水学雑誌 59, 53-68.
もっと見る

前のページに戻る