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J-GLOBAL ID:201602218133992580   整理番号:16A0242466

密なクォーク物質における脱閉じ込めに対する有効模型を格子データにつき合わせること

Confronting effective models for deconfinement in dense quark matter with lattice data
著者 (3件):
資料名:
巻: 92  号: 11  ページ: 114504.1-114504.19  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 1550-7998  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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密なクォーク物質の熱力学のab initio数値シミュレーションは依然として困難なものである。忌まわしい符号問題の他に,格子シミュレーションを行うために,いくつかのアーチファクトを扱わなければならない。すなわち,連続対称性が自発的に破れることが予想されるときの外部源導入の必要性とともに,有限体積と時空離散化効果を扱わなければならない。この論文では,これらのアーチファクトをPolyakovループ拡張Nambu-Jona-Lasino(PNJL)模型で調べ,その予言を2フレーバーWilsonクォークの下での冷かつ密な2カラー物質に対する現存の格子データと比較した。格子データとの定性的一致を成し遂げることにおいてさえ,この模型に次の2つの新しい要素を導入する必要があった。(1)有効接触4フェルミオン相互作用への陽なカイラル対称性の破れの導入。これをカイラルツイストと呼んだ(2)Polyakovループの繰り込み。密な媒質のゲージセクターへのフィードバックは,Polyakovループポテンシャルにおける化学ポテンシャル依存スケールによって模型化した。以前に用いられた解析的アンザッツとは対照的に,Polyakovループの期待値に対する格子データから化学ポテンシャルへのその依存性を決めた。最後に,この有効模型に2つの微分を有するオペレータを付け加えることを提案した。この項は,陽なカイラル対称性の破れの付加的源として振る舞い,格子Wilson作用における類似な項を模倣している。この論文の目的は,有効模型の正確な数値フィットではなく,適切な自由パラメータの下で定性的洞察を得ることにあり,将来のより詳細な定量的研究の基盤を準備することにある。この論文の簡潔な設定により,高密度および低温度でのカイラル対称性の回復,高温度および中程度から高密度での脱閉じ込めなどの種々の物理的要素に対して,それぞれ別々に堅牢な結論を得ることができる。
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分類 (2件):
分類
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強い相互作用の模型  ,  場の理論一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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