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J-GLOBAL ID:201602218214531782   整理番号:16A0233132

標準必須特許をめぐる知的財産権制度の運用ルールとグローバル企業の行動に関する法と経済学的研究

著者 (2件):
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号: 29-2  ページ: 409-416  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: L5491A  ISSN: 0919-3383  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,情報通信分野で標準必須特許(SEP)を巡る紛争が多発している。この紛争は(1)公平・妥当かつ非差別的(FRAND)宣言したSEPのライセンスの対価が合理的か否かを巡る企業間の紛争と(2)SEPを巡って締結されたライセンス契約が市場競争を阻害し,社会的に望ましくないかに関する企業と政策当局間の紛争に大別できる。本論文では後者(2)に関して,中国における最近のQualcomm社と中国国家発展改革委員会(NDRC)の紛争を採り上げ,法学および経済学の両面から検討した。NDRCは,Qualcomm社が採用した第三世代携帯電話技術に関するSEPのライセンス構造が特異なものであることを問題視し,Qualcomm社のライセンス契約のいくつかの条項が中国の独占禁止法に抵触するものと決定した。本論文では,特に,SEPおよび非SEPのグラントバック条項と抱き合わせライセンス許諾に注目し,これらの条項の意味を最近の経済学文献に基づいて検討した。この検討を通じて,NDRCの決定はライセンサ(Qualcomm社)の合理的行動とR&Dのようなダイナミックな要素の効力を無視していることを指摘した。
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分類 (2件):
分類
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工業所有権  ,  移動通信 
引用文献 (5件):
  • Bessen,J. & M.J.Meurer. (2008) , Patent Failure, Princeton University Press.
  • Choi, J.P. (1996) , ”Preemptive R&D, Rent Dissipation, and the 'Leverage Theory' ,” Quarterly Journal of Economics,vol.111: pp.1153- 1181.
  • Choi, J.P. (2001) , ”A Dynamic Analysis of Licensing: the ”Boomerang” Effect and Grant-Back Clauses,” International Economic Review, vol.43: pp.803-829.
  • Van Dijk, T. (2000) , ”Licence Contracts, Future Exchange Clauses, and Technological Competition,” European Economic Review, vol.44: pp.1431-1448.
  • Whinston, M.D. (1990) , ”Tying, Foreclosure, and Exclusion,” American Economic Review, vol.80: pp.837-859.

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