抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北日本の冷害対策の歴史をみると古くはオホーツク海高気圧の出現との関係,その後は偏西風の蛇行・分流に基づく論説が主流となっている。気候変動の実体を偏西風の変動と直接絡んだ動気候的な見方をしてみると,そこに北大西洋振動(NAO)との間で特徴的な関係のあることがわかった。極東域の冬季の偏西風は9年前後を周期とする変動があり,NAOの低指数期間には南下型の流れとなり,高指数期間には北上型の流れとなる。また,NAO指数の変動に10~15年程遅れて半球的規模の気温や海水温の変化がみられ,NAOの高指数に対応して高温期,低指数に対応して低温期が現れることがわかった。