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J-GLOBAL ID:201602218869010238   整理番号:16A0197326

水田の冬期湛水を多角的に考える 水田の冬期湛水農法が魚類にあたえる影響-ドジョウを事例に-

著者 (2件):
資料名:
巻: 91  号:ページ: 98-104  発行年: 2016年01月01日 
JST資料番号: G0801A  ISSN: 0369-5247  CODEN: NOOEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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水田生物多様性保全のために,1990年代以降冬期湛水農法が広まってきたが,この農法の魚類に対する影響には未解明の部分が多い。著者らは,滋賀県高島市の水田で3年間にわたってドジョウの生息状況を調査した。ドジョウの個体数は,冬季湛水が実施された2009,2010年には少なかったが,実施しなかった2011年には当年個体の数が増加した。冬期湛水田では捕食者のコマツモムシが多く,餌動物として不可欠といわれるワムシ類が少なかったことが原因となった可能性が高い。しかし,実験水田およびライシメーターを使った実験では,ドジョウの当年個体数は5月湛水区で多く,1,3月湛水区では少なかったので,捕食者や餌動物以外の要因が影響する可能性もある。
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分類 (2件):
分類
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自然保護  ,  生態系 
引用文献 (29件):
  • 遠藤菜緒子・佐原雄二(2000)ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)の繁殖期の日周活動と採餌場の利用.Jpn.J.Ornithol 48:183-196.
  • Fujimoto Y., Y. Ouchi, T. Hakuba, H. Chiba, M. Iwata. (2008) Infuluence of modern irrigation, drainage system and water management on spawning migration of mud loach, Misgurnus anguillicaudatus C. Environmental biology of Fishes 81: 185-194.
  • 藤岡正博(1998)サギが警告する田んぼの危機.(江崎保男・田中哲夫編).水辺環境の保全-生物群集の視点から-.pp.34-52.朝倉書店,東京.
  • 端 憲二(1999)小さな魚道による休耕田への魚類遡上試験(小特集・近自然工法-4).農業土木学会誌67(5):19-24.
  • 細谷和海(2002)日本産希少淡水魚の現状と保護対策(特集II 日本産希少淡水魚の保護).遺伝56(6):59-65.
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