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J-GLOBAL ID：201602218921451400   整理番号：16A0051766

糸魚川-静岡構造線活断層系松本盆地東縁断層の完新世後半の活動履歴-長野県池田町花見北地点のトレンチ調査-

著者 (8件)： 丸山正 (産業技術総合研 活断層・地震研究セ) ,  丸山正 (産業技術総合研 活断層・火山研究部門) ,  遠田晋次 (京大 防災研 地震予知研究セ) ,  遠田晋次 (東北大 災害科学国際研) ,  小俣雅志 (クレアリア) ,  郡谷順英 (クレアリア) ,  郡谷順英 (パスコ) ,  森良樹 (クレアリア)
資料名： 活断層研究  (Active Fault Research)
号： 43  ページ： 35-52  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： L2045A  ISSN： 0918-1024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 松本盆地東縁断層の完新世の活動履歴を明らかにすることを目的として,トレンチ掘削調査を実施した。完新世の段丘面上に推定される断層崖を切るようにトレンチを掘削した結果,¹⁴C年代測定に適した試料を豊富に含む地層を変異させた低角東傾斜の逆断層が出現した。その産状から,完新世における複数回の断層活動イベントが認定された。また,¹⁴C年代値に基づいてそれらの活動時期について検討した。その結果,確実な2回の古地震イベントがみいだされた。測定された¹⁴C年代のうち層序関係と矛盾しない炭及び植物片からのものを採用した場合,イベント1(最新活動)の時期は西暦900年~1120年の範囲内に限定され,炭試料のみを採用した場合は西暦690年~1170年の範囲内と推定される。イベント2は紀元前2280年~1770年に限定される。本トレンチで解明された古地震イベントから,完新世後半における松本盆地東縁断層の活動頻度は,牛伏寺断層に比べて有意に低い可能性が指摘できる。

シソーラス用語： *長野県 ,  構造線 ,  *完新世 ,  *古地震 ,  衝上断層 ,  地質調査 ,  放射性炭素法年代測定 ,  *断層運動
準シソーラス用語： トレンチ調査 ,  逆断層 ,  糸魚川-静岡構造線 ,  池田町

分類 (2件)： 地震活動  (DC03030L) ,  地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (10件)： 糸魚川-静岡構造線 ,  活断層 ,  松本盆地 ,  縁 ,  断層 ,  完新世 ,  活動 ,  履歴 ,  長野 ,  トレンチ調査