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J-GLOBAL ID：201602219134322232   整理番号：16A0209534

都市交通の数理最適化を用いたマルチエージェントシミュレーションモデル

Multi-agent Simulation Model of Urban Traffic Using Mathematical Optimization

著者 (3件)： 松本卓也 (神戸大学情報基盤センター) ,  榊原一紀 (富山県立大学工学部情報システム工学科) ,  玉置久 (神戸大学大学院システム情報学研究科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 136  号： 2  ページ： 165-172 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パーソントリップOD(Origin-Destination)データをベースとした都市交通シミュレーションを行うための数理最適化手法を用いたマルチエージェントシミュレーションモデルを提案した。このモデルは,経路探索の一部共通化や並列計算が可能な構造を持ち,一定のシミュレーション精度を確保しつつ大幅に計算時間を削減可能である。モデルを用いたシミュレーションにより,計算時間と精度に関連するパラメータFについて適切なパラメータ値を導出するとともに,富山市中心地域(250mメッシュ東西30・南北35)を対象とし18万件分のODを発生させたシミュレーションを実用時間で完了することが出来ることを確認した。また,都市交通網に変かがあった場合についてのシミュレーションを行い,モデルの動作を確認するとともに一定の妥当性を示した。

シソーラス用語： *都市交通 ,  最適化 ,  *シミュレーションモデル ,  *エージェント ,  経路探索 ,  パーソントリップ調査
準シソーラス用語： *マルチエージェント ,  *マルチエージェントシミュレーションモデル ,  数理最適化

分類 (1件)： 都市交通  (TA01020W)

引用文献 (11件)：

• (1) M. Jenks, E. Burton, and K. Williams: “The Compact City: A Sustainable Urban Form?”, Spon Press (1996)
• (2) T. Matsumoto, H. Tamaki, and T. Inamoto: “Autonomous Decentralized Simulation Model of City and Urban Traffic”, SICE Annual Conference 2010, pp. 1021-1026 (2010)
• (3) J. G. Wardrop and J. I. Whitehead: “Correspondence. Some Theoretical Aspects of Road Traffic Research”, ICE Proc. of Engineering Divisions, Vol. 1, No. 5, pp. 767-768 (1952)
• (4) R. Kitamura, T. Morikawa, K. Sasaki, S. Fujii, and T. Yamamoto: “Modeling Travel Behavior”, Gihodo Shuppan (2002) (in Japanese)
• 北村隆一・森川高行・佐々木邦明・藤井 聡・山本俊行:交通行動の分析とモデリング,技報堂出版 (2002)

タイトルに関連する用語 (3件)： 都市 ,  交通 ,  最適化