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J-GLOBAL ID：201602219194206770   整理番号：16A0109603

安定な金属有機骨格からの可視光が引き金となったCO₂の捕集と放出

Visible Light-Triggered Capture and Release of CO₂ from Stable Metal Organic Frameworks

著者 (7件)： LYNDON Richelle (Monash Univ., Victoria, AUS) ,  KONSTAS Kristina (CSIRO, Victoria, AUS) ,  THORNTON Aaron W. (CSIRO, Victoria, AUS) ,  SEEBER Aaron J. (CSIRO, Victoria, AUS) ,  LADEWIG Bradley P. (Monash Univ., Victoria, AUS) ,  LADEWIG Bradley P. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  HILL Matthew R. (CSIRO, Victoria, AUS)
資料名： Chemistry of Materials  (Chemistry of Materials)
巻： 27  号： 23  ページ： 7882-7888  発行年： 2015年12月08日 
JST資料番号： T0893A  ISSN： 0897-4756  CODEN： CMATEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属有機骨格(MOFs)の細孔を可視光にさらすことによるMOFsの二酸化炭素の捕集と放出への利用を試みた。Mg-MOF-74あるいはMIL-53(Al)をメチルレッド染料で被覆すると,MOFの細孔への接近はできなくなるが,これらMOFを可視光にさらすとメチルレッド染料に構造変化が生じて,照射後にはCO₂を吸着する複合材へと変わっている。Mg-MOF-74系列の物質では,可視光照射によって最大84%のCO₂捕集ができる。可視光照射であるので,材料製造や再生のために必要なエネルギーは減少する。それゆえ,Mg-MOF-74系列物質はCO₂捕集に対する低エネルギーの代替え物質の選択肢となる。速度論的研究並びに温度依存性の研究から,MOFsにおけるこの新たな効果の機構が浮かび上がってきた。

シソーラス用語： 光照射 ,  包接化合物 ,  吸着 ,  放出 ,  細孔 ,  被覆 ,  *吸着剤 ,  マグネシウム化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  機構 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  FTIR分光法 ,  ガス回収 ,  *二酸化炭素回収 ,  芳香族アミン ,  芳香族カルボン酸 ,  アゾ化合物 ,  第三アミン
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  *CO2放出 ,  二酸化炭素吸着 ,  *二酸化炭素捕集 ,  *可視光照射 ,  吸着機構 ,  *金属-有機骨格

分類 (4件)： 物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  吸収  (XD02090P) ,  非遷移金属元素の錯体  (CE01030C)

物質索引 (1件)： メチルレッド

タイトルに関連する用語 (6件)： 金属有機骨格 ,  可視光 ,  引き金 ,  CO2 ,  捕集 ,  放出