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J-GLOBAL ID:201602219297067760   整理番号:16A0106253

ジルコンのカソードルミネセンスにおける焼きなまし効果

Annealing effects on cathodoluminescence of zircon
著者 (4件):
資料名:
巻: 110  号:ページ: 283-292 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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マラウイ南部産ジルコンのカラーカソードルミネセンス(CL)画像は,600°C以下の焼きなましによって単調なミネセンスバックグラウンド上のまだらな黄色CLエミッションを示し,800°C以上で比較的均質な青のエミッションを示す。試料のCL分光によって,焼きなましの温度による発光状態の変化が分かり,CL顕微鏡で観察されるそれらの色と輝度の多様性が説明できる。紫外(UV)から青のCLにおける310と380mmのエミッションバンドはホストの格子の固有中心に割り当てられ,375と580mmの狭いピークはDy3+不純物中心に割り当てられ,500から650mmの幅広いバンドはFrenkelタイプの欠陥とSiOn-m群に割り当てられる。前2者は焼きなまし温度に対してエミッション強度の増加を示すが,後者では,エミッション強度は300°Cまでは増加を示し,300から700°Cでは減少する。焼きなまし温度の上昇によって固有中心が復元されるが,これがメタミクト状態からの再結晶作用に伴って,ホスト格子中でUV青のエミッションが増加する原因である。Dy3+不純物によって活性化された狭いピークの強度の増加は,自己放射と他のREEsからDy3+活性化物質へのエネルギー移動に起因する電離作用の回復によるのであろう。最大300°Cまで黄色のエミッションバンドが漸増することは,熱的に不安定な格子欠陥周辺の孔隙が移動すること及び/若しくは活性化した不純物がFrenkelタイプの欠陥とSiOn-m群に関係するより安定な状態へ移動することによって引き起こされるのであろう。一方,黄色はその後これらの欠陥の排除によって減少する。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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珪酸塩鉱物 
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