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J-GLOBAL ID：201602219317225660   整理番号：16A0199632

微動計測を用いた既存木造軸組構法住宅の簡易耐震性能評価に関する研究

著者 (4件)： 西塔純人 (大和ハウス工業 総技研) ,  北倉友佳 (大和ハウス工業 総技研) ,  更谷安紀子 (大和ハウス工業 総技研) ,  林康裕 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 22  号： 50  ページ： 61-65  発行年： 2016年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 微動計測より算出した固有振動数と建築年を用いた簡易耐震診断評価値と,青本に示される耐震診断法である精密診断法1による評価値Iwとの整合性の確認を試みた。その結果,1)微動計測により,建物の固有振動数を算出し,その際,一般的な測定器と安価な汎用測定器との測定結果の差異を確認し,汎用測定器による既存木造軸組工法住宅の1次固有振動数の測定結果は,一般的な測定器に対し大きな差異がないこと,2)建築年と固有振動数の関係を分析した結果,建築年が新しいほど固有振動数が高まるという関係は見られたものの,相関は低いこと,3)F_s,F_eを考慮しないものの,接合部低減を考慮した場合の精密診断法1の診断結果と,固有振動数と建築年より算出した簡易評価点Iw_fjとの比較を行った結果,相関係数は0.72と良い相関がみられること,などが分かった。

シソーラス用語： *住宅 ,  *木構造 ,  骨組 ,  *耐震性 ,  性能評価 ,  振動測定 ,  固有振動数 ,  偏心 ,  面積 ,  建築物 ,  接合部 ,  補正 ,  剛性 ,  相関係数 ,  常時微動 ,  スペクトル ,  Fourier変換 ,  診断 ,  耐荷力 ,  推定

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (7件)：

• 1) (一財)日本建築防災協会:木造住宅の耐震診断と補強方法 木造住宅の耐震精密診断と補強方法(改定版), 2012.6
• 2) 田端千夏, 大橋好光:微動測定とその耐震診断への応用の可能性 −木造建築物の耐震診断法に関する研究 その2−, 日本建築学会構造系論文集, 第616号, pp141-147, 2007.6
• 3) 入江康隆, 野俣善則:在来工法木造住宅の振動特性と耐震診断評点との関係, 日本建築学会技術報告集, Vol.16, No.32 pp.129-132, 2010.2
• 4) 柳沢泰男, 田端千夏子, 大橋好光:既存木造軸組構法住宅の耐震性評価の精度向上のための常時微動の活用に関する研究-実測値と理論値の関係-, 日本建築学会技術報告集, Vol.17, No.37, pp873-878, 2011.10
• 5) (財)日本建築防災協会:耐震診断法の高度化に関する検討報告書, 2009.3

タイトルに関連する用語 (7件)： 微動 ,  計測 ,  木造軸組構法 ,  住宅 ,  簡易 ,  耐震性能評価 ,  研究