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J-GLOBAL ID：201602219335280145   整理番号：16A1330666

遺伝子発現を調節するマイクロRNA:核機能の概要

MicroRNA in Control of Gene Expression: An Overview of Nuclear Functions

著者 (3件)： CATALANOTTO Caterina (Univ. Rome Sapienza, Rome, ITA) ,  COGONI Carlo (Univ. Rome Sapienza, Rome, ITA) ,  ZARDO Giuseppe (Univ. Rome Sapienza, Rome, ITA)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 17  号： 10  ページ： WEB ONLY  発行年： 2016年10月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 小非コードRNA(ncRNA)が遺伝子発現を配列特異的に調節できるという知見は生物学に大きな影響を与えた。高処理配列決定と計算予測法の最近の改良により,複数タイプのncRNAの発見と分類が可能になった。これらの前駆体構造,生合成経路と作用様式に基づいて,ncRNAは低分子干渉RNA(siRNA),マイクロRNA(miRNA),PIWI相互作用RNA(piRNA),内在性低分子干渉RNA(エンドsiRNAまたはesiRNA),プロモータ関連RNA(pRNAs),小さな核小体RNA(snoRNAs)とsno由来RNAに分類される。これらの内,miRNAは,遺伝子発現に重要な細胞質調節因子であると見なされている。miRNAは,mRNA分解と/または翻訳抑制を介して,mRNA標的の転写後調節因子として作用する。しかし,miRNAは特定の核機能もあることが明らかになりつつある。その中で,最も研究,考察されている活性は遺伝子発現のmiRNA誘導転写制御である。利用できるデータはこの活性のエフェクターを正確に詳述しているが,miRNAが転写調節の遺伝子標的を同定する機序はまだ議論上の問題である。ここでは,miRNAの核機能と転写遺伝子サイレンシングのmiRNAによるプロモーターラベルの標的認識の代替機構に焦点を当てた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アンチセンスRNA ,  *遺伝的調節 ,  エンドヌクレアーゼ ,  タンパク質核酸複合体 ,  選択的スプライシング ,  分子認識 ,  プロモーター領域 ,  細胞質 ,  細胞核
準シソーラス用語： *miRNA ,  RNA誘導サイレンシング複合体 ,  *マイクロRNA ,  *転写調節

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 遺伝子発現 ,  調節 ,  マイクロRNA ,  核 ,  概要