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J-GLOBAL ID:201602219429232715   整理番号:16A0096521

Ce含有ステンレス鋼における介在物形成挙動に関するに及ぼす耐火物-鋼界面反応の影響

Influence of Refractory-Steel Interfacial Reaction on the Formation Behavior of Inclusions in Ce-containing Stainless Steel
著者 (5件):
資料名:
巻: 55  号: 12  ページ: 2589-2596 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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耐火物-鋼反応の介在物成長への影響を理解するため,1873KでAlにより脱酸されたアルミナ耐火物と25%Cr-20%Ni-4%Si-0.5%Mnステンレス鋼との間の界面反応に及ぼすCe添加効果を調査した。Al脱酸による酸素含有量の著しい減少,その後,0.5%以上Ce系ではゆっくりした減少が続いた。Ceの含有量は連続的に減少したが,初期のCe含有量が高いほど,より低いCe低下率となった。Al含有量は,耐火物-溶鋼界面におけるCeによるアルミナ耐火物浸食による急激な上昇に続いて,その後のAlリッチ介在物の形成に伴って減少した。介在物としてだけでなく耐火物-鋼の反応生成物として,CeAlO3化合物の形成により,Al含有量は再び減少した。0.5%と1.0%Ce含有系では,CeAl11O18とCeAlO3が耐火物側に,Ce2O3とCeAlO3が鋼側に形成された。耐火物-鋼反応機構から介在物成長は,以下の3つのステップで進行した。初期のSiO2リッチ酸化物はAlにより低減され,アルミノケイ酸塩含有物の形成をもたらす(工程1)。介在物中のAl2O3は,Ceにより低減され,Ceリッチ酸化物の形成をもたらす(工程2)。耐火部-鋼反応に起因するCe含有量の連続的減少のため,0.1%Ce系では介在物はセリウムCe-Al複合酸化物からAlリッチなアルミノケイ酸塩へ,および0.5%Ce系ではCe2O3からCe-Al系複雑酸化物へ遷移する(工程3)。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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耐火物  ,  製鋼 
引用文献 (35件):
  • 1) Y. C. Lu and M. B. Ives: Corros. Sci., 37 (1995), 145.
  • 2) Y. Watanabe, V. Kain, T. Tonozuka, T. Shoji, T. Kondo and F. Masuyama: Scr. Mater., 42 (2000), 307.
  • 3) Kirayov: Weld. Res. Abroad, 5 (1981), 38.
  • 4) S. K. Samanta, S. K. Mitra and T. K. Pal: Mater. Sci. Eng. A, 430 (2006), 242.
  • 5) H. Fujikawa and S. B. Newcomb: Oxid. Met., 77 (2012), 85.
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