文献

J-GLOBAL ID：201602219450684260   整理番号：16A0006138

LHCでの非弾性包括的粒子生成における幾何学的スケーリング

Geometrical scaling in inelastic inclusive particle production at the LHC

著者 (2件)： PRASZALOWICZ Michal (Jagiellonian Univ., Krakow, POL) ,  FRANCUZ Anna (Jagiellonian Univ., Krakow, POL)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 7,Pt.A  ページ： 074036.1-074036.9  発行年： 2015年10月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： QCDの枠組みで幾何学的スケーリング(GS)は,Bjorken変数xとQ²の2つの独立な運動論的変数に依存するオブザーバブルNがxとQ²の特別な組み合わせのスケーリング変数τ=Q²/Q_s²(x)のみに依存することを意味する。Q_s²(x)は飽和スケールを表す。本稿では,LHCの√s=0.9,2.76,7TeVの非弾性pp散乱に関するALICE実験データを解析し,荷電粒子分布はGSを示すことを明らかにした。飽和スケールを特徴づける指数λは深非弾性ep散乱のHERA実験の値λ=0.32に非常に近くなることも示した。Tsallis型分布の現象論的パラメータ化も吟味し,Tsallis温度が飽和スケールに比例する「標準的」結果とかなり異なるGS解が存在することを示した。

シソーラス用語： 理論 ,  *p-p相互作用 ,  陽子 ,  重心系エネルギー ,  TeV領域 ,  運動量移動 ,  発展方程式 ,  *スケール則 ,  非弾性散乱 ,  包括反応 ,  荷電粒子 ,  データ解析 ,  *微分断面積 ,  ラピディティ ,  横運動量 ,  *多重度 ,  量子色力学
準シソーラス用語： Bjorken変数 ,  ALICE実験 ,  Tsallisパラメータ化 ,  Tsallis温度

分類 (1件)： ハドロンによって引き起されるその他の反応  (BF03100U)

タイトルに関連する用語 (5件)： LHC ,  非弾性 ,  粒子生成 ,  幾何学 ,  スケーリング