文献

J-GLOBAL ID：201602219514021367   整理番号：16A0180911

SIRT6酵素活性の上方調節およびNF-κB経路の阻害を介した心臓炎症性老化におけるイカリイン介入

Icariin Intervenes in Cardiac Inflammaging through Upregulation of SIRT6 Enzyme Activity and Inhibition of the NF-Kappa B Pathway

著者 (10件)： CHEN Yang (Shanghai Guanghua Hospital of Integrative Traditional Chinese and Western Medicine, Shanghai, CHN) ,  SUN Tao (Fudan Univ., Shanghai, CHN) ,  WU Junzhen (Fudan Univ., Shanghai, CHN) ,  KALIONIS Bill (Univ. Melbourne Dep. of Obstetrics and Gynaecology, VIC, AUS) ,  ZHANG Changcheng (China Three Gorges Univ., Yichang, CHN) ,  YUAN Ding (China Three Gorges Univ., Yichang, CHN) ,  HUANG Jianhua (Fudan Univ., Shanghai, CHN) ,  CAI Waijiao (Fudan Univ., Shanghai, CHN) ,  FANG Hong (Shanghai Univ. Traditional Chinese Medicine, Shanghai, CHN) ,  XIA Shijin (Fudan Univ., Shanghai, CHN)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Geriatrics  ページ： 895976 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,SIRT6酵素およびNF-κB経路に対するその効果を通じて,心臓老化に対するイカリイン(ICA)の効果を研究することだった。ヒストンデアセチラーゼSIRT6の酵素活性に対するICAの効果を評価することは,10^-8mol/L ICAの濃度がヒストンデアセチラーゼSIRT6酵素活性に対する最大活性化効果を示すことを明らかにした。ウェスタン分析は,ICAが動物組織および細胞モデルにおいてSIRT6蛋白質発現を上方調節し,NF-κB(p65)蛋白質発現を下方調節することを明らかにした。ICAは,NF-κB下流標的遺伝子TNF-α,ICAM-1,IL-2,およびIL-6のmRNAレベルを減らすことによって示されたように,SIRT6の発現を上方調節し,NF-κB炎症性シグナル伝達経路に対する阻害的効果を示した。それらの効果はSIRT6によって直接的あるいは間接的に媒介された。炎症性老化がSIRT6(老化の調節因子)およびNF-κB(炎症の調節因子)に対するICAの効果の間の新規リンクに関与するかもしれない証拠を提供した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： マウス ,  血管内皮細胞 ,  *NFκB ,  ADPリボシルトランスフェラーゼ ,  *ヒストンデアセチラーゼ ,  炎症 ,  *細胞老化 ,  細胞情報伝達 ,  配糖体 ,  フラボノイド ,  消炎作用 ,  *心臓 ,  保護作用 ,  遺伝子発現
準シソーラス用語： 大動脈内皮細胞 ,  *Sirt6 ,  フラボノイド配糖体 ,  心臓保護作用

分類 (2件)： 循環系の基礎医学  (GJ01020K) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J)

物質索引 (1件)： イカリイン

タイトルに関連する用語 (9件)： Sirt6 ,  酵素活性 ,  上方調節 ,  NF-κB経路 ,  阻害 ,  心臓 ,  炎症 ,  老化 ,  イカリイン