文献

J-GLOBAL ID：201602219580404510   整理番号：16A0271616

第二言語習得における臨界期を再考する-日本人学習者の生成パターンと聴解力・読解力の観点から-

A “Critical Period” in Second Language Acquisition Reconsidered: Production Patterns and Listening/Reading Proficiencies of Japanese Learners

著者 (2件)： MOCHIZUKI SUDO Michiko (Juntendo Univ.) ,  KANEKO Ikuyo (Juntendo Univ.)
資料名： 音声研究  (Journal of the Phonetic Society of Japan)
巻： 19  号： 3  ページ： 24-36  発行年： 2015年12月30日 
JST資料番号： Y0922B  ISSN： 1342-8675  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は日本の学習者による目標言語国における生活の影響と英語の習得に関する年令因子の影響について調査した。本研究には,米語のネイティブスピーカー,米国生活していた日本人の帰国子女,および海外に一度も住んだことがなかった大学生の3つの対象群が参加した。リスニングと読み能力を測定するために,著者らは,公式のTOEICスコアを採用した。また,著者らは,持続時間制御の2つの要因であるISI持続時間とストレスを加えた母音短縮について調査した。結果は,帰国子女と一般的な大学生の間で調査したすべてのパラメータにおいて顕著な違いを示した。また,著者らは,年令因子が,生成習熟度の異なった到達度合いと,帰国子女の読み能力にではなく,リスニング能力に影響を与えるということを観測した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *成長 ,  *成長段階 ,  *理解 ,  因子 ,  性質 ,  母音 ,  継続時間 ,  *言語発達
準シソーラス用語： *言語習得 ,  習熟度 ,  *読解 ,  年齢因子 ,  *臨界期(心理学)

分類 (1件)： 情報加工一般  (AC05010A)

引用文献 (66件)：

• Altman, H. (1980) ”Foreign language teaching: Focus on the learner.” In H. Altman and J. Vaughan (eds.) Foreign language teaching: Meeting individual needs, 1-16. Oxford: Pergamon.
• Antonakopoulou, E. (2013) ”Sociocultural adaptation of U. S. education abroad students in Greece: The effects of pro- gram duration and intervention.” Frontiers 23,60-72.
• Asher, J. J. (1977) ”The strategy of the total physical re- sponse: An application to learning Russian.” The Mod- ern Language Journal 44(3), 291-300.
• Asher, J. J. and R. Garcia (1969) ”The optimal age to learn a foreign language.” The Modern Language Journal 53(5), 334-341.
• Baker, W. and P. Trofimovich (2005) ”Interaction of native- and second-language vowel system(s) in early and late bilinguals.” Language and Speech 48(1), 1-27.

タイトルに関連する用語 (5件)： 第二言語習得 ,  日本人 ,  学習 ,  読解 ,  観点