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J-GLOBAL ID:201602219785281828   整理番号:16A0022291

吸入実験のための鉛ならびに/あるいは酸化鉛ナノ粒子の発生

Lead and/or Lead Oxide Nanoparticle Generation for Inhalation Experiments
著者 (5件):
資料名:
巻: 49  号: 7-9  ページ: 655-665  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: H0030B  ISSN: 0278-6826  CODEN: ASTYDQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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鉛あるいは鉛酸化物ナノ粒子は超伝導材料,フォトニック結晶,電極材料用として魅力的な材料である。環境中のナノ粒子(NP)は生物に重大な影響を与え,これが生体へ吸入されると呼吸器系へ重大な悪影響を与える。本研究では,動物実験での吸入実験に使用可能な鉛あるいは鉛酸化物のナノ粒子の連続発生方法について検討した。検討では加熱温度が可変のリアクタ,鉛・ビス(2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ヘプタンジオネート)(PbTHD2)を使用し,(1)不活性雰囲気中でのPbTHD2の熱分解,(2)酸化雰囲気中でのPbTHD2の熱分解,(3)不活性雰囲気中での金属鉛の蒸発/凝縮,について実験した。PbTHD2の圧力,リアクタ温度(300~700°C),ナノ粒子の数密度の関係を測定するとともに,発生したナノ粒子の電子顕微鏡観察,エネルギー分散型X線分析を行い,以下の結論を得た。検討した3種類のNP発生方法のうち,金属鉛の蒸発/凝縮が長時間継続する吸入実験に最も適していると考えられた。この方法は粒子調製方法が非常に単純で,NPの形成メカニズムが明解であった。また高い数密度を持ち,明確な組成のNPを長時間にわたって発生できた。それにもかかわらず,NPの組成は表層で変化した。PbTHD2の熱分解は十分に高い濃度のNPを生産できるが,その組成について不確実性が存在する。試料中の鉛の平均含有量は約53重量%,NP中の有機炭素含有量は22%であった。PbTHD2の酸化は炭素が存在しないNPを生み出すが,吸入実験に本方法を適用するには数濃度が幾分低い。
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分類 (4件):
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粒状物調査測定  ,  健康被害  ,  医療用機器装置  ,  呼吸器の医学一般 
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