文献

J-GLOBAL ID：201602219899500155   整理番号：16A0260637

交通事故ゼロを目指して 教育,講習,啓発に関する取り組み 人基準のクルマ作りへ向けたテストドライバの役割-TP理論による解説と伝承としての科学的見方-

The Role of the Test Driver in the Realization of Human-centered Vehicle Development-An Interpretation based on TP Theory and a Scientific Perspective on Test Driving Skills as a Transmitted Heritage-

著者 (5件)： 谷田公二 (本田技術研究所 四輪R&Dセ) ,  木立純一 (本田技術研究所 四輪R&Dセ) ,  高見信太郎 (本田技術研究所 四輪R&Dセ) ,  水上聡 (本田技術研究所 四輪R&Dセ) ,  日野栄一 (ホンダアクセス)
資料名： 自動車技術  (Journal of Society of Automotive Engineers of Japan)
巻： 70  号： 3  ページ： 66-73  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： F0387A  ISSN： 0385-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テストドライバを含め,どのように人は運転しているかを行動モデルTP理論(Temporal Predictive Behavior Model)を用いて解説し,その理論でテストドライブのスキルや役割を考察した。TP理論は時間的制約を加えた予測,行動,比較の情報処理ループで,モデルでは,運転行動は5階層の作業に分けられる。戦略レベル(運転開始から到着までの行程の計画),戦術レベル,行動レベル,操作レベルなどを例示した。階層に分かれた情報処理のエキスパート性,テストドライバのスキルと育成の観点に言及した。最上位の目標は車両を破損せず,身を危険にさらさないことである。

シソーラス用語： 運転者 ,  *モデル ,  情報処理 ,  行動 ,  制約条件 ,  技術 ,  *運転 ,  *階層構造 ,  *行動モデル ,  時間制約 ,  自動車運転
準シソーラス用語： ドライバ ,  運転行動 ,  スキル

分類 (1件)： 運転者  (TB01040V)

引用文献 (51件)：

• 宮田秀明, http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100616/214987/?rt=nocnt
• 新型マツダロードスターのすべて,三栄書房(2015)
• 成瀬弘:テストドライバーの役割と評価,日本機械学会第3回交通物流部門大会講演論文集(部門大会編),No.940-57,p.54-57(1994)
• 谷田公二ほか:脳科学的見地から構成する安全運転トレーニング,国際交通安全学会誌,Vol.33,No.2,p.68-76(2008)
• K. Tanida, et al. : A Hierarchical Model of Operational Anticipation Windows in Driving an Automobile, Cognitive Processing, Vol. 7, Issue 4, p. 275-287 (2006)

タイトルに関連する用語 (9件)： 交通事故 ,  教育 ,  講習 ,  人 ,  役割 ,  TP ,  理論 ,  伝承 ,  科学