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J-GLOBAL ID:201602220055573430   整理番号:16A0045265

哺乳類の筋管におけるMsx2の異所性発現は,両生類における筋脱分化の様相を再現する

Ectopic expression of Msx2 in mammalian myotubes recapitulates aspects of amphibian muscle dedifferentiation
著者 (12件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 542-553  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: U7041A  ISSN: 1873-5061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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両生綱イモリ目(有尾類)や硬骨魚類とは対照的に,哺乳類は,大きな体の部分を置き換えるために,再生応答を欠いている。両生類や魚類の再生は,最終的に損傷した組織を交換するために前駆細胞を生成するための手段として,脱分化,すなわち,分化状態の反転を利用する。したがって,哺乳動物組織における脱分化応答の誘導活性化は,再生医療のための巨大な可能性を秘めている。ここでは,培養マウス筋管におけるMsx2の異所性発現が,両生類の筋肉の脱分化のいくつかの様相を再現することを示す。Msx1ではなく,Msx2が,筋管の細胞化につながり,MHC,MRF4及びミオゲニンのような筋管マーカーの発現を下方制御することがわかった。異所的にMsx2を発現する筋管のRNA配列決定によって,500以上の筋管で豊富な転写物の下方制御および300以上の筋芽細胞で豊富な転写物の上方制御を示した。Msx2は,筋分化中の筋芽細胞融合において重要な役割を持つプロスタグランジン経路の2つのメンバーである,Ptgs2とPtger4の発現を選択的に下方制御する。Msx1と同様に,Msx2の異所性発現は,サイクリンD1の発現を上方制御することによって筋管の部分的な細胞周期の再進入を誘導したが,S期の開始には失敗した。最後に,マウスの筋管におけるMsx2誘発性脱分化は,トリコスタチンA(TSA),骨形成タンパク質4(BMP4),及び線維芽細胞増殖因子1(FGF1)での薬理学的処置によって再現することができる。まとめると,これらの観察結果は,Msx2が哺乳類筋細胞における脱分化の主要なドライバであることを示す。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発生と分化  ,  生物学的機能 

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