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J-GLOBAL ID：201602220156894355   整理番号：16A1061585

寒冷地における厳冬期被災時の住宅と避難所の温熱環境

著者 (6件)： 森太郎 (北大 大学院工学研究院) ,  定池祐季 (東大 大学院情報学環 総合防災情報研究セ) ,  桑原浩平 (釧路工高専) ,  草苅敏夫 (釧路工高専) ,  南慎一 (北方建築総合研) ,  竹内慎一 (北方建築総合研)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 22  号： 52  ページ： 1021-1026  発行年： 2016年10月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 静岡県で開発された避難所運営の研修手法であるHUGの北海道版を作成するために,北海道における避難所の実態について調査してきた。ここでは,まず現状の避難計画を整理し,また,寒冷地の厳冬期の被災時の住居や避難所の温熱環境に関して,アンケート調査と実測によりその実態を明らかにした。本報の範囲では15°C以上の環境であれば,健康な大人の場合防寒着と寝具によって就寝は可能であるが,ない場合には困難であった。従って,断熱性能が低い体育館では健康な大人であっても就寝が困難な場合がある。代謝が低い高齢者にとってはさらに厳しい状況が予想される。厳冬期の被災と避難への備えについてもいくつか提言した。

シソーラス用語： *避難 ,  *防災計画 ,  *寒冷地 ,  北海道 ,  防護施設 ,  *温熱環境 ,  実態調査 ,  アンケート ,  住宅 ,  冬 ,  衣服 ,  寝具 ,  体育館 ,  屋内環境
準シソーラス用語： 避難所 ,  厳冬期

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (15件)：

• 1) 森太郎, 南慎一, 草刈敏夫, 竹内慎一, 定池祐季: 厳冬季被災を想定した避難所運営手法に関する研究,その 3 調査の目的と避難所の実態,日本建築学会北海道支部研究報告集, no. 86, pp. 255–258, 2013.6
• 2) 南慎一, 定池祐季, 森太郎, 草苅敏夫, 竹内慎一, 林昌宏, 高橋章弘: 厳冬期被災を想定した避難所運営手法に関する研究,その 2 寒冷地版避難所運営手法の開発,日本建築学会北海道支部研究報告集, no. 86, pp. 387–388, 2013.6
• 3) 飯野由香利, 倉渕隆, 小笠原岳:オフサイト避難所における生活環境の実態,日本建築学会技術報告集, vol. 18, no. 40, pp. 1009–1012, 2012.10
• 4) 金美賢, 神垣太郎, 三村敬司: 東日本大震災後の宮城県における避難所感染症サーベイランス,日本公衆衛生雑誌, vol. 60, no. 10, pp. 659–664, 2013.10
• 5) 今泉絵里花, 晴山桂輔, 小野田泰明:避難時における学校施設の役割と周辺の避難所との関わりに関する研究,日本建築学会大会 2012 年度大会学術講演会,学術講演梗概集,pp. 899–900, 2012.9

タイトルに関連する用語 (5件)： 寒冷地 ,  被災 ,  住宅 ,  避難所 ,  温熱環境