抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2000年と2010年の国勢調査のデータを用いて,都市人口の変化を分析した。市・特別区の人口増加率を10%以上・10~5%・5~2.5%・2.5~0%に,減少率を0~2.5%・2.5~5%・5~10%・10%以上に分けて一覧表とした。そして,東京大都市圏と京阪神大都市圏,名古屋大都市圏と地方中核都市圏,非大都市圏と中小都市に区分して人口増減を評価した。大都市圏については,東京圏一極集中や名古屋圏の優勢を再確認した。大阪圏は衛星都市の人口減少により停滞している。福岡や札幌の都市圏で都心回帰を確認したが,仙台・広島・首都圏内政令指定都市での都心回帰は顕著ではない。中規模都市でも非大都市圏で半数近くが人口減少している。少子高齢化・人口減少社会が,地方都市に象徴されている。地方小都市や平成の大合併による小都市については,さらなる分析が必要である。