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J-GLOBAL ID:201602220190300010   整理番号:16A0016716

温州ミカンでの果実光合成

Fruit photosynthesis in Satsuma mandarin
著者 (4件):
資料名:
巻: 241  ページ: 65-69  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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果実光合成の詳細な特性を明らかにするために,可能性があるガス交換経路と異なる環境に対する光合成応答を温州ミカン(Citrus unshiu)で検討した。若齢段階(~10-30mm径の果実)の間には果実表面に300mm-2の気孔が存在し,各気孔は花の満開後(DAFB)約88日まではサイズが増大したが,その後気孔は定常的に崩壊し153DAFBには50%以上の気孔が変形した。果実の蒸散速度は密度よりもむしろ気孔の分化とその無損傷に見合っているらしい。外皮の正味光合成速度は上限500ppmまでのCO2の増大に伴って徐々に増大したが,それ以上の濃度では低下し,それはC4光合成に類似している可能性がある。反対に,葉の光合成量はCO2増分に伴って定常的に増大した。果実と葉の光合成の両方ともに光合成光子フラックス密度(PPFD)の上昇により加速されたにも係らず,果実の光合成量は13.5~68μmol・m-2・s-1の可成り低いPPFDの方で大きかった。従って,温州ミカンの果実は完全に発達し,崩壊していない気孔によりCO2を取込むらしく,C3,C4と日陰の植物光合成の中間的状態として特性化される可能性がある。果実光合成装置はCO2を効率的に捕捉するために葉の光合成とは異なる発達の仕方をするらしい。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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果樹  ,  光合成 
タイトルに関連する用語 (3件):
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