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J-GLOBAL ID：201602220491338536   整理番号：16A0203365

超短強レーザー場によって駆動される励起Heにおけるフェムト秒2光子ラビ振動

Femtosecond two-photon Rabi oscillations in excited He driven by ultrashort intense laser fields

著者 (16件)： FUSHITANI M. (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  MATSUDA A. (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  ENDO T. (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  TOIDA Y. (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  HISHIKAWA A. (Nagoya Univ., Aichi, JPN) ,  FUSHITANI M. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  NAGASONO M. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  YABASHI M. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  ISHIKAWA T. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  HIKOSAKA Y. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  HISHIKAWA A. (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  LIU C.-N. (Fu-Jen Catholic Univ., Taipei, TWN) ,  TOGASHI T. (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst., Hyogo, JPN) ,  YABASHI M. (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst., Hyogo, JPN) ,  HIKOSAKA Y. (Univ. Toyama, Toyama, JPN) ,  MORISHITA T. (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 10  号： 2  ページ： 102-105  発行年： 2016年02月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コヒーレントな光-物質相互作用から,量子系を操作する強力な方法が得られる。ラビ振動は,そうした過程の1つで,目的状態への完全なポピュレーション移動を可能にするので,フォトニクス,特に量子情報処理でさまざまな用途によく利用されている。コヒーレント制御技術を多光子領域に拡張することによって,応用の幅が広がり,高励起遷移状態や双極子禁制遷移状態を利用する機会が得られる。しかし,多光子ラビ過程は,特に超高速ラビ振動の実現に必要な強度の高いレーザー場では,ACシュタルクシフトなどの競合する他の非線形効果によって妨げられることが多い。今回我々は,フリーマン共鳴と呼ばれる強レーザー場における現象を利用することによって,数十フェムト秒という短い時間スケールで2光子ラビ振動を駆動する新しい方法を実証している。このシナリオは,本研究で調べたヘリウム原子に限定されず,他の系にも広く応用できるため,リュードベリ状態の超高速操作の新たな可能性を開くものである。Copyright Nature Publishing Group 2016

シソーラス用語： 放射場 ,  光パルス ,  放射強度 ,  駆動場 ,  *レーザ励起 ,  *ヘリウム ,  フェムト秒 ,  *二光子吸収 ,  振動 ,  *Rabi特性周波数 ,  相互作用 ,  コヒーレンス ,  占有率 ,  情報処理 ,  禁止遷移 ,  遷移状態 ,  Stark効果 ,  非線形効果 ,  共鳴 ,  Rydberg状態 ,  量子光学 ,  反転分布
準シソーラス用語： *Rabi振動 ,  レーザ場 ,  超短パルス ,  量子情報処理

分類 (2件)： 量子光学一般  (BD04010X) ,  原子と光子の相互作用  (BH03060F)

タイトルに関連する用語 (6件)： レーザー場 ,  励起 ,  He ,  フェムト秒 ,  2光子 ,  ラビ振動