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J-GLOBAL ID:201602220491503693   整理番号:16A0096551

デジタル副教材の社会的コスト:公的サービスとデジタル市場のギャップ

The social cost of digital textbooks : The gap between public service and digital marketing
著者 (1件):
資料名:
巻: 58  号: 10  ページ: 755-762 (J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: F0392A  ISSN: 0021-7298  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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義務教育や高校で利用するデジタル教科書(デジタル副教材)の開発が進む。参考にすべきは,企業に主導権を握られる形でデジタル化を進めた結果,コスト高にあえぐ学術情報の分野である。デジタル教材の導入は,学校間の格差を広げ,公教育とは呼べない状況を引き起こしかねない。見過ごされがちなのは,デジタル化による課金方法の変化である。紙の教科書は1度購入すればモノが手元に残る。しかしデジタル版はアクセス権維持やアップデートを通じて従来と違うコストが発生する。紙版とは異なる情報のリテラシーも必要になる。とりわけ参考になるのは公共図書館における電子書籍貸し出しや,大学図書館が契約する学術雑誌の電子ライブラリーの状況だ。いずれの場合もデジタル化を契機に価格が高騰した。紙の書籍ですら教科書の変更には労力が要る。教科書のデジタル化は長期的にどのような影響を及ぼすのか。維持コストや乗り換えコスト,リテラシーといった側面からも慎重な検討が必要だ。(著者抄録)
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分類 (3件):
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情報源  ,  科学技術教育  ,  CAI 
引用文献 (13件):
  • 1) 文部科学省. “「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議(第1回)配布資料”. http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/1357853.htm, (accessed 2015-10-20).
  • 2) 田村恭久. 電子教科書の現状. 情報管理. 2014, vol. 57, no. 5, p. 307-314. http://doi.org/10.1241/johokanri.57.307, (accessed 2015-11-05).
  • 3) 酒井三千代. 世界の教育産業の全体像. 三井物産戦略研究所, 2013, 27p. http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r1311x_sakai.pdf, (accessed 2015-10-20).
  • 4) 日本書籍出版協会. “再販制度”. http://www.jbpa.or.jp/resale/, (accessed 2015-11-05).
  • 5) 公正取引委員会. “よくある質問コーナー(独占禁止法)”. http://www.jftc.go.jp/dk/dk_qa.html, (accessed 2015-11-05).
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