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J-GLOBAL ID：201602220581568808   整理番号：16A0135801

PVA担体を用いた高速硝化処理と生物膜の次世代アンプリコンシーケンス解析

High-Speed Nitrification Process Using PVA Carrier and Analysis of Biofilm Using Next-Generation Sequencing

著者 (8件)： 武井彩夏 (東洋大 生命科学) ,  木村勇貴 (東洋大 生命科学) ,  田畑良祐 (東洋大 生命科学) ,  大木亮 (東洋大 生命科学) ,  北澤卓也 (東洋大 生命科学) ,  角野立夫 (東洋大 生命科学) ,  富田順子 (テクノスルガ・ラボ) ,  藤井弘明 (クラレ)
資料名： 日本水処理生物学会誌  (Japanese Journal of Water Treatment Biology)
巻： 51  号： 4  ページ： 75-82  発行年： 2015年12月15日 
JST資料番号： Z0591A  ISSN： 0910-6758  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PVA担体に活性汚泥由来の生物膜を形成させ,この担体を用いたNH₄-N 400mg/lを含有する無機合成廃水の硝化連続処理運転を行い,硝化速度に及ぼす負荷と水温の影響について検討した。負荷0.56-1.20kg-N/m³/dayで亜硝酸型の硝化反応を示し処理水NH₄-N 1.0mg/l以下を得た。その後,負荷を増大させた結果,亜硝酸型と硝酸型が混在する硝化が継続し最大硝化速度1.95kg-N/m³/dayを得,高速処理運転を達成した。この担体の温度特性を回分実験で検討した結果,アンモニア酸化反応における活性化エネルギーとして77.9kJ/molを得た。この値は包括固定化法とほぼ同等であった。この担体についてアンモニア酸化細菌遺伝子amoAとNitrobacter属遺伝子norBを標的としたリアルタイムPCR解析を行った。硝化速度1.61kg-N/m³/dayのとき,amoAのコピー数は2.08×10¹¹コピー/g-担体,norBは6.04×10¹⁰コピー/g-担体を得た。また次世代アンプリコンシーケンス解析の結果,リード数23,848のうち25%がNitrosomonadaceae科である事を明らかにできた。(著者抄録)

シソーラス用語： ポリビニルアルコール ,  *生物学的水処理 ,  *生物膜 ,  *脱窒 ,  硝化 ,  *硝酸化成菌 ,  *アンモニア態窒素 ,  *富栄養化 ,  脱窒菌 ,  *廃水処理 ,  *スラッジ処理 ,  *活性化エネルギー ,  廃水 ,  改変 ,  *固定化微生物 ,  *リアルタイムPCR法 ,  *汚泥処理
準シソーラス用語： amoA遺伝子 ,  *Nitrobacter属 ,  *Nitrosomonadaceae科 ,  *PVA【重合体】 ,  アンプリコン ,  *アンモニア酸化細菌 ,  *リアルタイムPCR ,  *亜硝酸酸化細菌 ,  *汚泥処理返流水 ,  固定化 ,  合成廃水 ,  *産業廃水処理 ,  *次世代シーケンサー ,  *硝化細菌 ,  *硝化作用 ,  *硝化脱窒 ,  生物膜法 ,  *脱窒細菌 ,  *担体 ,  *微生物膜

分類 (3件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  産業廃水処理  (SC03080D) ,  スラッジ処理・処分  (SC05050K)

引用文献 (23件)：

• 稲森悠平:水環境の基礎と応用/キーワード137,産業用水調査会,139(1993)
• 村上健編:担体利用処理法技術マニュアル(資料編、1994年度版),下水道新技術推進機構,8-38(1995)
• 稲森悠平:生活排水対策ハントブック,産業用水調査会,5(1998)
• 公害防止の技術と法規編集委員会:新・公害防止の技術と法規2012,産業環境管理協会,294(2012)
• Mofokeng, T., Muller, A. W., Wentzel, M. C. and Ekama, G. A.: Full-scale trials of external nitrification on plastic media nitrifying trickling filter, Water SA., 35, 204-210 (2009)

タイトルに関連する用語 (6件)： 担体 ,  硝化 ,  生物膜 ,  次世代 ,  アンプリコン ,  シーケンス解析