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J-GLOBAL ID:201602220673546547   整理番号:16A1349626

南伊豆地域における‘カワヅザクラ’立木へのシアナミド剤散布が開花および展葉に及ぼす影響

著者 (2件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 305-313(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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南伊豆地域における‘カワヅザクラ’立木の開花促進による観賞期間延長のため,シアナミド剤の散布時期,散布濃度および立木への全面散布が開花および展葉に及ぼす影響について検討した.実験1ではシアナミド剤散布時期について検討し,11月17日散布で2~3週間の開花促進効果が認められた.実験2では散布濃度について検討し,シアナミド剤散布濃度1.00%以下の範囲では,濃度が高いほど開花が早まる傾向がみられた.しかし,2.00%では展葉の開始が早まる傾向がみられたことに加え,芽の枯死率が著しく増加したため,散布濃度としては0.75または1.00%が適していると考えられた.実験3では立木全面散布が開花および展葉に及ぼす影響について検討し,枝別散布と同等の促進効果が認められた.以上の結果から,‘カワヅザクラ’では,11月中旬に立木へのシアナミド剤濃度0.75または1.00%での散布により自然開花期と比較して2~3週間の開花促進効果が得られることが明らかとなった.また,シアナミド剤散布により開花促進された樹と自然開花した樹を併せると,南伊豆地域における‘カワヅザクラ’の観賞期間を従来の18日程度から,32~39日程度まで延長できると考えられた.(著者抄録)
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分類 (2件):
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植物成長調整剤  ,  花き・花木 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (17件):
  • 江崎幾朗・高瀬輔久.2003.ブドウ「ロザリオビアンコ」に対するシアナミド剤の処理方法及び芽傷との組合せ処理が発芽,着花に及ぼす影響.愛知農総試研報.35: 123-130.
  • 広瀬正純・加来端英・藤田義明・渡辺久能・安野智江・小関洋介・中尾茂夫.2000.ブドウ,モモ,ナシの自発休眠完了に必要な低温要求量と休眠打破技術.大分農技セ研報.30: 1-13.
  • 黒井伊作.1976.ブドウ促成栽培における石灰窒素処理の効果.農業および園芸.8: 51-56.
  • 黒井伊作.1985.カルシウム・シアナミド及びシアナミドがブドウ‘巨峰’の芽の休眠打破に及ぼす効果.園学雑.54: 301-306.
  • 黒木克翁・竹村佳弘・松本和浩・武田 誠・冨山政之・田村文男.2013.シアナミド処理がニホンナシ主要品種の自発休眠打破および開花期に及ぼす影響.園学研.12: 179-185.
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